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海域生物工学プロジェクト

Last Update : 2009-09-28 15:54
「2048年に、魚が絶滅」こんな恐ろしい学説が発表されました。このまま何もしなければ、私たちの大切な食糧である魚が食べられなくなってしまうかもしれません。更に、マグロをはじめ、世界的に魚が少なくなってきているという問題が新聞紙上をにぎわせています。魚という大切な食糧資源をこれからもずっと食べ続けることができるようにするには、どうしたらよいでしょうか? 東京海洋大学では、新しい技術を研究して魚を安定的に「生産」することを考えました。
 
海域生物工学プロジェクト

※このプロジェクトは、文部科学省平成19年度科学技術振興調整費「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」において「海域生物工学の戦略的イノベーション創出」(協働機関:日本水産株式会社、三井造船株式会社)として採択されました。


PROJECT1 サバからマグロが産まれる? ~代理親魚~

代理親魚は東京海洋大学が研究開発した画期的な技術です。この技術を使うと、小さな種の魚から大きな種の魚の赤ちゃんを産むことができます。たとえば、サバからマグロの赤ちゃんを産むことができるようになります。マグロが赤ちゃんを産むには大きく育ってからではないとできません。時間がかかり場所も必要です。しかし、サバは成魚でもそれほど大きくならず、飼育もしやすいのです。そのため、様々な種類の魚の赤ちゃんを作ることができるので魚のバランス(種の多様性)を保つことができるのです。
 
サバからマグロが産まれる? ~代理親魚~

PROJECT2 完全閉鎖養殖ビルの中で魚を育てる ~閉鎖型養殖システム~

代理親魚技術で産まれた赤ちゃん(種苗生産)を大きくなるまで管理するシステムを、ビルの中で実現してしまおうというもの。このビルでは、太陽光や風力などの自然エネルギーや夜の余った電力を使い環境にやさしくします。水槽は、魚の泳ぎ方など、生態に合わせた形状にして、成長の過程を見て自動的に環境をコントロールする技術も研究しています。魚の泳ぐ海水は、流れや海藻の力を使っていつもきれいに保ち、循環させます。海藻は、魚の出した排泄物や食べ残したエサを栄養にして育つので、無駄がありません。また、光を使って魚の成長を早くすることも研究します。このビルの魚はきれいな環境の中で育つので安全で安心です。都心の高層ビルから魚が出荷されるという日が来るかもしれません。
 
完全閉鎖養殖ビルの中で魚を育てる ~閉鎖型養殖システム~

PROJECT3 海洋牧場で魚を育てる ~バイオインタラクティブロボットによる海洋牧場養殖システム~

代理親魚技術で産まれた赤ちゃんは、ある程度大きくなるまで、環境を管理されたビルで育てます。そして、魚の種類によっては、広くてきれいな海で育てることも必要になります。今までのように、陸に近い海での養殖は、魚のエサや排泄物で水が汚れ、環境がよくない場合が多いので、陸から離れたきれいな海に「海洋牧場」をつくります。魚の面倒を見るのは、なんと「ロボット」。東京海洋大学ではこれを「バイオインタラクティブロボット」と名付けました。魚にエサの食べ方を教えたり、場所を移動するときの誘導をしたりします。海では電波などが届かないためロボットを人間が操作できません。「バイオインタラクティブロボット」は自分で考えて行動し、電池がなくなれば充電し、魚の様子も報告します。魚の行動学とロボット工学を融合した、東京海洋大学ならではの取り組みです。
 
海洋牧場で魚を育てる

東京海洋大学では研究者が力を合わせて、海のこと、地球のことを思い、最先端の研究に取り組んでいます。これらのプロジェクトは夢ではなく、ごく近い将来、実現しているかもしれません。しかし、私たちの研究だけでは、海と人類を守ることはできません。皆さんの自然環境に対する思いやりと行動が必要です。私たち東京海洋大学と一緒に、海の関わり方を改めて考えてみませんか。


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■品川キャンパス 【海洋科学部】〒108-8477 東京都港区港南4-5-7  Tel:03-5463-0400(代表)  
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