平成23年度10月期東京海洋大学入学式(大学院)における学長式辞
Last Update : 2011-10-24 13:03
皆さん、東京海洋大学大学院への入学おめでとうございます。
東京海洋大学の教職員を代表して、皆さんの本学への入学を心からお祝い申し上げます。
この度、本学大学院海洋科学技術研究科には、博士前期課程に43名、博士後期課程に15名の、合計58名が入学あるいは進学されました。この内、外国人留学生の方は、40名となっています。
そして、今日ここに皆さんを新しい仲間として迎えたことで、本学大学院の学生数は、合計716名となりました。
皆さんには、大学院において、勉学に励みながら研究を進め、優れた修士論文や博士論文を完成させることを目標に、頑張っていただきたいと思います。高い目標を掲げ、常に前向きに研究に取り組んで、悔いのない、有意義な毎日を送ってください。
去る3月11日に発生した東日本大震災によって、学内外の教育・研究環境が非常に厳しい状況下におかれるのではないかと危惧されている方もいらっしゃると思いますが、私たちは、皆さんの教育や研究が順調に進むよう、誠心誠意、努力することをお誓いいたします。
東京海洋大学は、教育研究の目標として二つの大きな柱を掲げています。
ひとつは、「研究者を含む高度専門職業人の養成」という柱です。本学は、海洋に関する分野において、日本そして世界で活躍できる優秀な人材、リーダーを育てることを、大きな目標としています。
もうひとつは、「『海洋に関する世界最高水準の卓越した教育研究拠点』を目指す」という柱です。本学は、海洋とそれを取り巻く領域における、資源、環境、エネルギー等の分野で優れた研究を生み出し、その成果を活用し、日本国内はもちろん、国際的にも貢献できる大学として発展することを、世界に向かって誓っています。
東京海洋大学で行われている研究の多くは、現在の社会と密接に結び付くことの多い実学分野が中心であり、研究の成果を、大学と深く関わる産業界や、大学を取り巻く地域社会、さらには国際社会にも提供しています。一方では、これらの実学分野の発展を支える基礎的な研究分野の重要性を認識し、これらに対する支援を行っています。
このように、東京海洋大学は、先に述べた教育研究上の目標を実現し、「大学」としての重要な使命を果たすために、教職員、学生が一体となって、日夜、教育・研究に取り組んでいます。
さて、皆さん。大学院では、研究を進め、成果を出して、それらを国内外の学会等において発表する事になりますが、できるだけ大きな学会で発表し、他の研究者からの質問や意見、批判などを受け入れ、自身の研究の糧とするようにしてください。最初は抵抗があるかもしれませんが、これらの経験は、最終的には自分自身にとって大きな財産となります。
最近では以前と比べて、国際学会で発表する機会が非常に多くなってきました。是非、外国で開催される国際学会に申し込み、英語で発表し、自分の実力を試してみてください。その経験は大きな財産となって、あなた方の今後の研究に大いに役立つはずです。本学大学院では、国際学会に参加して発表する際に、旅費を支援するというシステムが用意されています。私たちは、皆さんの研究活動を、可能な限り支援していきたいと考えています。
これからの皆さんの活躍をお祈りし、入学のお祝いといたします。
平成23年10月5日
国立大学法人東京海洋大学長
松 山 優 治
国立大学法人東京海洋大学長
松 山 優 治