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凍結細胞から生きた魚の作出が可能に・絶滅危惧魚種の永久保存が実用レベルで可能

Last Update : 2013-01-17 09:18
 吉崎悟朗(海洋生物資源学部門 教授)の研究グループは、ニジマスの精巣を液体窒素内で凍結保存する方法を開発し、解凍後の精巣から単離した精原細胞(精子の元になる細胞)を孵化直後のニジマス宿主へと移植することで、この宿主が雄の場合は凍結細胞に由来する機能的な精子を、雌の場合は凍結細胞由来の機能的な卵を生産することを明らかにしました。さらに、凍結精巣由来の細胞を移植した雌雄を交配することで、凍結細胞を起源とする正常な次世代個体を生産することに成功しました。
 近年、乱獲や環境破壊により多くの魚種が絶滅の危機に瀕しています。一般に絶滅危惧種の遺伝子資源を保存する方法としては卵や精子、さらには胚の凍結保存が挙げられますが、魚類の卵はサイズが大きいうえ、脂肪分に富むため、卵や胚の凍結保存研究は全く進んでいませんでした。今回の研究で開発した技術を用いることで、絶滅危惧種の精巣を凍結しておきさえすれば、たとえ当該種が絶滅した場合でも、現存する近縁種に凍結細胞を移植し、絶滅種の卵や精子を、ひいては受精を介して“生きた魚類個体”をいつでも再生することが可能になりました。
本研究の成果は、文部科学省国家基幹研究開発推進事業海洋資源利用促進技術開発プログラムにおける研究テーマ「生殖幹細胞操作によるクロマグロ等の新たな受精卵供給法の開発」および科学研究費補助金新学術領域「サケ科魚類生殖腺GSC-ニッチシステムを構成する細胞の同定と季節制御」において、東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科教授吉崎悟朗が得たものであります。発表論文は2013年1月14日の米国科学アカデミー紀要電子版に掲載されます。


【掲載論文名】
“Generation of functional eggs and sperm from cryopreserved whole testes”
(凍結精巣からの機能的な卵と精子の生産)
米国科学アカデミー紀要1/14付オンライン版

【取材等のお問い合わせ先】
東京海洋大学 広報室
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
TEL: 03-5463-1609
E-mail: so-koho@o.kaiyodai.ac.jp


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