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水圏生殖工学研究所(東京海洋大学)は魚を増やし育てる未来の生殖技術を研究する次世代研究所です。

研究所:東京海洋大学

東京海洋大学 品川キャンパス内

ご挨拶HEADLINE


 このほど、本学では初めての大学附置研究所として「水圏生殖工学研究所(以下、本研究所と略記)」を令和2年10月1日に開設しました。

  本研究所は、本学が掲げるビジョン2027「海洋の未来を拓くために」のアクションプラン中にある研究項目の「組織的な研究支援体制の構築」、「将来におけるトップクラスの研究を支える人材養成」、「国際レベルの競争力強化および共同研究の充実」のみならず、教育項目の「国際的な基準を満たす質の高い教育」を満たすものとして、文部科学省の教育研究組織整備事業の予算措置が認められ、設置されたものです。

  本学は、これまで水産・海事分野について世界をリードする研究成果を挙げてきましたが、本研究所は、その中でも国際的に極めて高い評価を得ている魚類の生殖幹細胞の培養・増殖技術、凍結保存技術、代理親による個体発生技術などの基礎技術を応用し、付加価値の高い高級魚をはじめとして、優れた形質を持つ種苗を大量生産する道を切り開くとともに、生殖幹細胞の凍結保存・個体再生技術を用いた絶滅危惧種の保全・保存などを目指すことを目的としています。

  現在、世界の養殖生産量が著しく増大し、産業としての今後の成長が期待されている中、本研究所の役割はますます重要になってくるものと確信しています。

  本研究所は、これらの分野の国際的な研究拠点を樹立するとともに、研究水準の一層の向上と人材育成を通じ、巨大な国際市場を視野に入れた新産業創出と生物多様性保全への貢献に寄与してまいります。

  今後、皆様方からの叱咤激励やご意見・ご鞭撻を賜り、より一層の本研究所の発展に活かしていく所存です。


バナースペース

水圏生殖工学研究所
(東京海洋大学)

<本部>
〒108-8477
東京都港区港南4-5-7
東京海洋大学 品川キャンパス内