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〒294-0308
千葉県館山市坂田670
TEL:(0470)29-1144
FAX:(0470)29-1145
■JR内房線「館山駅」より洲崎方面バス、約30分、「西坂田」下車(バス停はステーションの入り口の前です)
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[施設・設備]
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総敷地面積 21,646
m2
建物(鉄筋コンクリート)
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実験研究棟
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三階建 1,262
m2(研究室:7、実験室:2、図書室、標本室、精密機械保管室、暗室、教員室、事務室、会議室、当直室、その他)
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飼育棟
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平屋403
m2(管理室、準備室、水槽室、飼料培養室、機器室他)
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第2飼育棟
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平屋238
m2
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9号テント棟
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平屋180
m2(70トン大型円形水槽 直径6.5
m×水深2.2 m 2基)
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10号テント棟
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平屋105
m2(38トン大型円形水槽 直径7
m×水深2 m)
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11号テント棟
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平屋120
m2(70トン大型円形水槽 直径7
m×水深1 m)
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ボイラー室
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平屋24
m2(温海水作製装置)
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宿泊施設
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三階建1,112
m2(教員用和室:3、ゲストルーム:1、学生宿泊室:13、休養室:1、大小食堂、大小浴室、その他)
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高架海水貯水槽
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420トン、重力式濾過装置
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その他
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掲船施設、海水沈砂槽、高圧コンプレッサー室、車庫、職員宿舎等
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[船 舶]
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サジッタVI
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FRP漁船型 10
m長、80馬力船内外機、定員14名
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サジッタVII
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FRP和船 5.4 m長、25馬力船外機,定員6名
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[水道・光熱]
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給水
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実験研究棟の各実験室および研究室の一部に濾過海水・淡水、飼育実験棟と実験池に原海水・濾過海水・淡水を供給
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電力
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実験研究棟・飼育実験棟各室に100V単相3線式、一部に200V三相
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[備品・機器類]
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実験水槽
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FRPパンライト水槽(1トン用:16、0.5トン用:5、30リットル用:50)、大型円形水槽(10トン用:4)海水かけ流し式小型海洋生物実験水槽装置
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機器類
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生物顕微鏡(研究者用:3、学生実習用:40)、実体顕微鏡:40、顕微鏡撮影装置、万能投影機、クリーンベンチ、組織切片作製装置一式、遺伝子増幅装置、電気泳動装置一式、遠心分離機、ディープフリーザー、定温乾燥機、高圧蒸気滅菌機、純水製造装置、直示上皿天秤、サーミスタ温度計、サリノメーター、プランクトンネット、採泥機、潜水器(SCUBAタンク30本)
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「見る、触れる、試みる」という現地教育を行う学部学生対象の実習は、水産学を学ぶ者の出発点である。臨海実習、漁業実習、水産植物学、水産動物学、藻類増殖学、潜水実習、生物資源学、増殖生態学などの、本学のカリキュラムに基いた全学的な各種実習が年間を通じて行われる。各実習時には教員2〜10名、学生40〜120名が宿泊する。利用者数も多く年間4,000名を超えている。これを担う実習場の役割も高く評価されている。
また、研究目的で教員、博士・修士・卒論の各課程の学生、研究生、留学生などが年間を通して利用し、その数も多い年では3,000名を超える。本ステーションは生物の増殖、生活史、環境に関する研究が主であったが、将来魚類の生理、バイオテクノロジー・育種等の研究分野においても大変重要な役割を果たすことになるであろう。
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本ステーションは房総半島南西端近くに位置し、東京湾口・館山湾に北面し、対岸には三浦半島を望む。沿岸は黒潮の影響が強く、水温は冬期でも12℃以上、夏期には25〜27℃位である。気候も温暖であるが、冬期には洋上から北西風が直接当たるため、強風と波浪の影響を受け易い。
海岸構造は、東側の館山湾は砂浜域であるが、西側にゆくに従い岩礁が出現し、西端の洲崎から半島先端を回った西川名・伊豆にかけて岩礁が連なる。地先海岸は岩礁帯と砂礫帯が交互に連なり、岩礁帯は比較的遠浅で距岸200m位から沖は砂礫底に変化する。潮間帯には多様な生物群集がみられ、岩礁に固着する二枚貝類、ヒザラガイ、カサガイ、フジツボ類および海藻類などの帯状分布が観察される。浅海域ではアワビ、トコブシ、サザエ、アオリイカ、マダコ、イセエビ等重要磯根資源に富むと共に、ホンダワラ類、ヒジキ、ワカメ、アラメ、ハバノリ、テングサ、トサカノリ等有用海藻類も豊富である。その他天然岩礁や人工漁礁に蝟集する底生動物・沿岸性魚類も南方系の種類から内湾性の種類も混ざり、多様性に富んでいる。さらに沖の岩礁および砂礫底にはウミトサカ、ウミエラ、ヤギ類、イソギンチャク類、イシサンゴ類等の刺胞植物を多産し、特に造礁性のイシサンゴ類は館山湾から坂田沿岸にかけて23種類の生息が確認され、館山湾は北限のサンゴ生息地として注目された。
(平成5〜6年にかけて、更に北に位置する鋸南町沖において礁を形成するほどのイシサンゴ類のコロニーが発見され、また分布の北限が塗りかえられている)
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