
ボイラーで作った蒸気をピストンに送る装置も必要です。その装置を動かすにはピストンの力を直接使う方法と(⑥)それに加えてピストンの力を加工して力を使う方法(⑦)がありました。
⑦はなぜ必要だったのでしょうか。見たところ⑥より複雑で費用や整備の手間が大きいようですが。

ピストンの力を直接伝えるだけでは、複雑な動きができないからです。
特に蒸気機関車だと、機関車の揺れによる影響を制御できないため⑥が使われなくなるのですが、船では両方使われていました。前にお話した最新の蒸気機関(⑤)も⑥を使用していますよ。
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