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教育・国際交流Education and International exchange

国際交流等推進委員会による公募事業「東京海洋大学国際共同研究促進のための交流支援事業」によりキューバとの国際交流を実施

Last Update : 2018-01-18 09:56

 平成29年12月2日~8日、海洋生物資源学部門の近藤秀裕准教授が、本学国際交流等推進委員会で実施している公募事業「東京海洋大学国際共同研究促進のための交流支援事業」により、キューバを訪問し、国際シンポジウム等の国際交流を実施しました。以下、近藤先生による報告の概要です。

 キューバは古くから農林水産分野におけるバイオテクノロジー技術の開発に力を入れている。その中でも近年、成長ホルモン分泌促進ペプチドを開発し、その影響を解析している。このペプチドは個体の成長を促進するのみならず、生体防御に関わる種々のパラメーターも亢進することから、感染症に対する抵抗性をも高めることが期待されるが、その作用機序については不明なままである。そこでキューバの研究者から、本ペプチドの作用機序を解析するため、網羅的なトランスクリプトーム解析を中心とした共同研究の打診があった。

そこで今回、キューバを訪問し、キューバの研究者が開催に関わっているシンポジウム(Biotechnology Habana 2017(http://bh2017.cigb.edu.cu/))に参加し、東京海洋大学ゲノム科学研究室でこれまでヒラメを対象に行ってきた網羅的なトランスクリプトーム解析の実例を紹介した。本シンポジウムは、3年に一度キューバで行われているもので、水産のみならず農・畜産分野のバイオテクノロジーに関する研究者が多数参加していた。今回、水産分野のバイオテクノロジーセッションには数十名の参加者があった。とくに魚介類免疫の分野で世界的に有名なChristopher John Secombes博士やOriol Sunyer博士も参加しており、有意義な会議となった。

今回、シンポジウムにおいてに、ゲノム科学研究室おける研究成果とキューバの研究者の研究成果について互いに質疑応答することにより、それぞれの研究内容について理解を深めることができた。さらに、今後の共同研究について意見交換を行い、次年度中に共同研究を推進するため、日本学術振興会を含む複数の事業へ申請するのみならず、相手国側のペプチドの産業応用を視野に入れた研究を推進することについて合意した。

※主な参加者

国名 機関名 職名・氏名
日本 東京海洋大学 准教授・近藤 秀裕
キューバ Department of Animal Biotechnology, Center for Genetic Engineering and Biotechnology (Cuba) 研究員・Rebeca Martinez Rodriguez
他数百名が本シンポジウムに参加

国際シンポジウムにおける近藤准教授の発表の様子
国際シンポジウムにおける近藤准教授の発表の様子

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