東京海洋大学

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教育・国際交流Education and International exchange

神尾道也助教の東京海洋大学若手研究者等海外派遣事業による在外研究帰国報告

Last Update : 2018-11-16 11:43

 平成29年10月1日から平成30年9月28日の間、海洋環境科学部門の神尾道也助教が、本学若手研究者等海外派遣事業により、北ドイツのブレーメンとブレーマーハーフェンに滞在しました。期間中にブレーメン大学化学科およびアルフレッドウェゲナー海洋・極地研究所(AWI)生態化学部門を訪問し海洋生物の代謝物の研究を行いました。以下、派遣された神尾道也助教(海洋環境科学部門)による報告の概要です。
 童話ブレーメンの音楽隊で知られるブレーメンには海洋研究・教育に力を入れるブレーメン大学があり、さらにその60Km北の北海に面するブレーマーハーフェンにはアルフレッドウェゲナー海洋・極地研究所(AWI)がある。これら二つの研究機関は密接に連携し、教員、学生が両機関を往来する。私が訪れたブレーメン大学化学科とAWIの海洋生態化学セクションは海水中に存在する有機化合物の存在形態、生態学的な機能の研究、具体的には一次生産者である植物プランクトンが成長のために必要とするビタミンや、生存のために放出する防御物質の分析、プランクトンが死滅するなどして発生する溶存有機物(DOM)の分解過程等を研究しており、海水中に存在する微量な有機化化合物の解析を行っている。
 東京海洋大学では甲殻類のフェロモンの解明と生理状態、病理状態の診断をするためにその尿中の有機化合物の分析を行っており、微量成分の分析が必要だったため、今回の派遣でAWIとブレーメン大学の有する高感度分析法を用いて尿中の微量物質の網羅的な解析を行った。また、AWIが行っている南大洋における鉄循環の研究プロジェクトに参加し、細菌が生産する鉄運搬体であるリガンドの構造解析も行い、今後も国際共同研究を進めていく予定である。

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高感度核磁気共鳴装置

        高分解能LC-MS装置
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         アルフレッドウェゲナー研究所

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