東京海洋大学

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教育・国際交流Education and International exchange

木船弘康・准教授 帰国報告(平成30年度東京海洋大学若手研究者等海外派遣事業による在外研究)

Last Update : 2020-03-27 18:03

概要 

 海洋電子機械工学部門の木船弘康准教授が東京海洋大学の若手研究者等海外派遣事業により、ノルウェー・トロンハイム市にあるノルウェー科学技術大学(NTNU)に1年間(平成31年3月2日~令和2年3月1日)滞在しました。本期間中に、NTNUの海洋工学センターにあるMarine Hybrid Power System研究室の研究者として所属し、船舶の動力システムと電力システムの統合化に関する研究を行いました。以下、派遣された木船弘康准教授による報告の概要です。

報告

 ノルウェー・トロンハイム市はアイスランド首都のレイキャビックとほぼ同緯度に位置する学園都市です。NTNUは1910年にノルウェー工科大学として発足し、1996年に他の5つの教育研究機関と統合し、現在に至っています。総学生数は42,000人近くおり、人口わずか535万人の同国において、実に国民の0.78%の人がNTNUの学生という計算になり、マンモス大学であることがわかります。世界中から優秀な学生が多く集まっていることから、大学内はもちろんのこと、市内のどんなお店でも英語が通用するため、私のような外国人でも不自由無く生活できます。一方であらゆる物価が高い(東京の約2倍)のは大きな困難です。

 NTNUの海洋工学センターは古くから造船工学の学術分野で大きな役割を果たしてきました。2018年より新たに舶用電気動力システムの研究分野が立ち上げられ、Prof. Mehdi Zadehが主任教員として就任しました。この分野のビジネスベースでの開発は進んでいる一方で、学術的側面における研究は意外と少ないため、同じ研究分野を持つProf. Zadehと私は研究を進める上でお互いに良い情報交換と刺激を与える機会となりました。Prof. Zadehの研究室では、修士課程ではノルウェー人が多いものの、5名いる博士課程の学生全員は外国人(イラン、韓国、インド、ドイツ)という国際色豊かな研究グループでした。

 東京海洋大学には令和2年度現在で大型練習船が4隻あり、内1隻は電気推進船です。私が担当する電気動力研究室では、これら練習船の動力システムのデータを解析し、時に実験で大型練習船を利用する他に類例の無い研究活動を行っています。これらの研究成果から得られたデータはNTNUの研究者を大いに刺激しており、今後の双方の研究活動の活性化と共同研究の継続が期待されます。

海洋工学センター.png

       海洋工学センター

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