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汐路丸(しおじまる)Ⅳ世ができるまで

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 安全で効率的な新しい船舶の運航形態を学習するために活躍中の汐路丸(現行)は、昭和62年に竣工されました。このたび青鷹丸の機能が統合され「汐路丸Ⅳ世」として、建造されます。本ページでは、「汐路丸Ⅳ世」が完成するまでの主な作業風景を随時ご紹介します。今後、造船の様子等を動画でお伝えする予定です。

起工式

練習船汐路丸(しおじまる)Ⅳ世の起工式について
https://www.kaiyodai.ac.jp/topics/news/202009300950.html

【YouTube動画】

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CTDウィンチの立会試験

CTDとは海水の電気伝導度、温度、水深を計測するための海洋観測には欠かせない装置。これを所定の水深まで下ろしたり、引き上げたりする装置がCTDウィンチです。海洋を理解するための研究はこうした一見地味な装置が正常に動作してこそ、なのです。

 CTDウィンチ
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高所作業車での溶接検査

船尾付近の複数のブロックが組み上がってきました。高所のブロックの溶接継ぎ目は高所作業車に乗って検査をします。

 高所作業車での溶接検査
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機関室の主機周り工事

機関室最下段の主機周りで機器を支える金具の取付けが進んでいます。写真中央の台形をした架台は電動推進機を載せる台です。その上の作業員が立っているところが、主機を載せる台、その左の赤い工具箱の下が、発電機原動機の台になります。

 機関室最下段
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減速機の立会試験

日立ニコトランスミッション様の大宮事業所にて、減速機の立会試験を行いました。汐路丸Ⅳ世は主機関(推進用エンジン)と電動機(推進用モータ)を併用してプロペラ動力を得るため、それぞれの回転数に合わせた歯車が減速機に内蔵されています。主機関と電動機からのアツいパワーを受け止め、必死に歯を噛みしめながらプロペラを回してくれる重要な構成機器です。

 減速機の外観
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 内部の歯車
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ウィンドラスの立会試験

船は海を力強く走るだけではありません。時には錨(いかり。アンカーとも言います)を海底に下ろして海上で休みます。錨とその鎖はとても重いので簡単に引き上げることは出来ません。そこでウィンドラスの登場。海底に突き刺さった錨を軽々と引き上げます。

 ウィンドラス
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機関制御盤の立会試験

大型エンジンを含む大規模システムを制御し、その運転状態を常時細かく監視するのが機関制御盤。この世に完璧なモノは無いし、故障しない機械も無い。だから世界は愛おしい。そんなエンジニア魂こそが "エンジンや周辺機器のわずかな異変" も見逃さないのです。

 機関制御盤
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ラインホーラーの立会試験

海洋観測機器等を丈夫なワイヤーで吊り下げ、水深800~1000mまで下ろして利用することがあります。観測機器が捉えた未知の世界のカケラを引き上げる装置、それがラインホーラーです。

 ラインホーラー
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 油圧システムのチェック
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主配電盤の立会試験

発電機から船内で各種電気機器に電力を安全に分配する設備を配電盤と言います。一見地味ですが、とても大切な設備です。その性能試験を山口県のJRCSさんの工場で実施しました。

 主配電盤
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測定・調整の立合い  主機関

新汐路丸の主機関(メインエンジン:推進用のエンジン)の組立が完了し、運転に関わる調整が進んでいます。この後、さらに調整が続けられ、12月に陸上公試(機関メーカーの出荷前検査)が行われる予定です。陸上公試が完了すると、機関の塗装等が行われ、いよいよ造船所への出荷準備が始まります。

 主機関
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船尾付近のブロック

船尾付近のブロックが組み上がってきました。ウマヅラハギの口のような部分にスクリュープロペラが取り付けられます。

 船尾付近ブロック
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ソナードームと気密試験

新汐路丸には各種海洋環境を計測するたくさんの観測機器が搭載されます。 それらのセンサーは船底から突き出したソナードームに配置されます。

 ソナードームと圧力ゲージ
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写真右下に圧力ゲージが取り付けられていますが、ソナードーム内の 気密が保たれているか、中に空気を充満させて圧力低下がないか確認します。
また溶接箇所から空気の漏れは石けん水をかけて確認します。

 石鹸水による確認
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立会試験(インバータ)

搭載予定のインバータセットが完成し、その性能確認のため、岐阜県の大洋電機さんを訪問しました。パネルの中にはインバータモジュールを始め、遮断器やコンタクタ、各種制御装置がギッシリです。一見地味ですが、マニアにはたまらない装置です。

 動作確認
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 内部目視確認
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推進電動機

プロペラを駆動する電動機の性能試験を行いました。通常運転ではあり得ないほどのスピードや力を加えてもなお、異常なく運転できることや、高電圧を加えても壊れないことを実験的に確かめます。

 過負荷試験
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 接続端子
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メインプロペラ

新汐路丸のメインプロペラがついに登場。4翼の可変ピッチプロペラです。4枚の翼の角度を変えることで(詳しく知りたい方はスターンスラスタのページをご覧ください)、プロペラの回転方向を反転させなくても前進・後進がスムースに切り替えられる便利なプロペラです。

 立会試験の様子-1
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 立会試験の様子-2
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バルバスバウのブロック建造

バルバスバウ(船の一番先端の部分)のブロックが建造が着々と進んでいます。分厚い鉄板が美しい局面に加工され、つなぎ合わされていきます。船が進む時に一番大きな圧力が加わる大切なブロックです。

 バルバスバウのブロック
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スターンスラスタの検査

スターンスラスタは船体を横方向に移動させるための特殊なプロペラです。岡山にあるプロペラメーカー(ナカシマプロペラ)でその動作試験が行われました。。

 スターンスラスタ-1
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 スターンスラスタ-2
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ブロック検査

新汐路丸の船首に近い2つの二重底ブロックの検査を行いました。鉄板で覆われた迷路のような空間を四つん這いになって進み、溶接個所を丁寧にチェックします。

 バウスラスタ
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 ブロック検査-1
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 ブロック検査-2
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 ブロック検査-3
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監督室での打ち合わせ

造船所内の監督室で打ち合わせ。船主(東京海洋大学)側である建造委員の教員と、造船所エンジニアとの細やかなコミュニケーションの積み重ねが良い船を建造する最大の鍵なのです。

 打ち合わせの様子.jpg

 

今後もこちらのページで汐路丸Ⅳ世の建造の様子をお知らせします(不定期)。

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