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矢澤良輔助教が日本水産学会水産学奨励賞を受賞

Last Update : 2014-04-01 10:53

受賞概要

日本水産学会では、研究に精進し、将来の発展が期待される40歳未満の会員に水産学奨励賞を授与している。

受賞研究

耐病性系統作出を目指した魚類分子免疫学に関する研究

受賞対象となった研究の内容

養殖業における魚病被害を低減するため、魚類の生体防御について研究を進めるとともに、実際に耐病性魚の作出を行った。具体的には、抗菌タンパク質であるリゾチームを産生する遺伝子導入ゼブラフィッシュの作出に成功している。この系統は魚病細菌に対し高い抗病性を有しており、遺伝子導入により生体防御機構を強化し、感染症を防ぐことが可能となることを示した。また、タイセイヨウサケのT細胞受容体遺伝子が膨大な多様性を産出可能であることを明らかにし、本種が分子進化により多様な抗原が存在する環境に適応していることを示した。さらに、マサバとゴマサバで感染症への感受性に差異が存在することに着目し、この差を生みだす分子基盤についても研究を進めている。以上のように、各魚種が有する抗病性の機構を分子レベルで理解し、これにより得られた情報を駆使することで、遺伝子導入個体の作出等、魚病を防除する技術の開発を進めている。日本の養殖業が国際的競争力を持ち、世界をリードしていくためには、新規養殖技術により魚病問題を克服することが必須であり、一連の研究がこれらの分野での重要な基盤となることが期待される。

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