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船舶業産学・地域連携推進機構6/9海水魚等データ取得新型コロナウイルスの感染者が集団発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区で2020年2月6日、大西岳彦撮影(毎日新聞)(1)海洋生物ビッグデータを活用したレジリエントかつ持続可能な漁業を実現する漁業統合支援システムの開発と海洋AI人材の育成①水産物の流通に係るデータを取得、AIで解析②市場価格とソーシャルビッグデータの統合的データベースの構築とAI分析③水産物の養殖に係るデータを取得、AIで解析④その他海洋分野の諸課題を解決するAI分析手法の確立a.Gaussian Markov Random Fieldを用いた時空間分布モデリングとその応用b.多種の同時推定種分布モデルによるチュウゴクモクズガニ国内定着のリスク評価c.時空間分布モデリングを用いた局所的なスケールの資源評価・管理への応用d.海洋における高精度硝酸塩プロファイルデータの構築e.海洋ビッグデータのAI解析の基礎となる自己教師対照学習手法のシステム開発f.AI学習で得た時空間発展モデルの再現性の検討g.市民科学による赤潮モニタリングシステムの構築(2)環境調和型スマート水産業のためのビッグデータの構築とその生産・流通・消費への適用(3)自由落下曳航高解像度カメラ搭載観測システムを用いた海洋低次生態系の3次元マッピング手法の開発(FS)(4)海洋資源フローアシュアランスの技術躍進に資するAI活用方法の検討(5)船上での人の健康に係るビックデータを取得、AIで解析(6)造波抵抗の干渉に着目した漁船向け低燃費航行状態の検出技術に関する開発(7)水産関係資料の電子化(8)ビッグデータ取得・AI分析手法を用いた論文の抽出及び分類〇コロナ禍(船舶の集団感染や魚介類の価格低迷等)の課題の例〇課題解決のためのこれまでの研究手法現地調査により課題を把握し、得られた情報や試料等を基に研究を推進。船舶、水産業、水産流通業等にネットワークを構築し、研究に活用。〇課題解決のための新たな研究手法船舶、水産・流通業等のネットワークを活用したビッグデータ・AI分析研究を推進。〇産学・地域連携推進機構による支援、AIセンターとの連携気仙沼漁港気仙沼市漁市場コロナ禍の港町/漁師ら守り市場機能維持を石巻、気仙沼、塩釜の各魚市場では4月に入り、取引価格が下落するケースが目立った。外出自粛の影響で休業や時短営業を強いられた飲食店、宿泊施設からの注文が激減したためだ。昨年の水揚げ量が約10万トンと東北一の実績を持つ石巻魚市場。4月単月の売り上げは7億1870万円と前年同月比で3割減った。(河北新報)淡水魚等データ取得大泉ステーションAIセンター越中島キャンパス品川キャンパス学内外連携組織水産流通業水産業三陸サテライト4.海洋ビッグデータの取得、AI分析研究の推進

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