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寺田一薫教授が日本交通学会学会賞 著書の部を受賞

Last Update : 2013-10-24 10:00

受賞概要

日本交通学会は、毎年、会員による著書1編、論文2編を日本交通学会賞著書の部および論文の部として表彰しており、2013年度の当該学会賞著書の部に選ばれた。

受賞理由

再分配の議論は交通・通信分野において中心となる重要な課題であるが、本書は、通信・交通産業を対象に、「公正の概念」、「内部補助問題」等ユニバーサルサービスに関係する理論的枠組みを整理した上で、電話、郵便、バス等、具体的にユニバーサルサービスが問題となる分野について、計量的な実証分析を含めて、現実に即した分析を行い、それに基づいた政策提言を行っている。すなわち、政策論にとって必要な理論の構築、現状の実証的分析、政策含意が総合的に論じられている点が評価される。この種の問題は、個別具体的な事例に即して分析されるケースが多いが、著者等は、上述の総合的な分析によって本概念の体系化を目指していると考えられ、その意欲の点でも重要な研究である。また、ユニバーサルサービスの確保に関する支払い意思額の測定といった挑戦的な試みも、きわめて興味深い。

理論的な分析と政策提言には学者らしい慎重さがみられるが、それが一方で物足りなさを感じさせるのと、著者二人の議論の融合性が不十分であるため、交通分野から見れば通信分野での議論が(あるいは通信分野から見れば交通分野での議論が)どのように活かせるのか、明示的でない点に不満は残るが、それらの点を考慮しても、この研究が前述のとおりの理由により、学会賞のレヴェルに十分達していることは疑いがない。よって本書に2013年度交通学会賞(著書)を授与する。 (日本交通学会ホームページより)

受賞研究(著作)のタイトル

「通信と交通のユニバーサルサービス」発行者 勁草書房 発行年 2013年3月

著者

寺田一薫(東京海洋大学大学院海洋工学系流通情報工学部門)
中村彰宏(横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科)

受賞対象となった研究(著作)の内容

「ユニバーサルサービス」とは、誰もが自由にアクセスできるためのサービス提供を意味する。ネットワーク産業、とりわけ通信サービスと交通サービスへのアクセスは、現代の社会にとり必須の要件である。そこで、電気通信、郵便、バスを中心とした交通サービスを例に、サービス確保、サービスへの支払意志額を経済学的に考察し、サービス維持に向けての方策を探った。

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