東京海洋大学

MENU

News&TopicsNews&Topics

神鷹丸 第93次航海における漂流ゴミの目視観測とニューストンネット採集について ― 博多から輪島まで(7月20日~24日)

Last Update : 2014-08-11 12:10

今回の調査は、環境省からの受託調査事業です。神鷹丸と海鷹丸が日本一周する中で、日本周辺の海面の漂流ゴミ、特にプラスチックごみを、定量しようとするものです。

目視観測の結果に、クジラの資源調査等に用いられるライントランセクト法の解析手法を適用し、定量化していきます。合わせて、ニューストンネットで、マイクロプラスチックを採集して回ります。そのうちの神鷹丸の博多から輪島に乗船した様子を報告します。

7月20日 博多港入港中の神鷹丸
7月20日 博多港入港中の神鷹丸

クジラの資源調査等と同じようにジグザグのトラックライン(観測線)

今回の航海ではそのコースラインはまっすぐとは限りません。クジラの資源調査等と同じようにジグザグのトラックライン(観測線)を設けました。これによって、より広い範囲での密度を求めようとするものです。

漂流ごみは、博多を出たころはプラスチックバックが多かったものが、対馬海峡を通り抜ける頃には発泡スチロールが目立つようになりました。調査に参加した学生たちも、プラスチックバックや発泡スチロールなどの漂流ごみが意外に多いことに驚きながら、真剣に調査に取り組んでいました。

漂流ゴミ目視観測中の学生達
漂流ゴミ目視観測中の学生達

目視観測で発見されたペットボトル
目視観測で発見されたペットボトル

目視観測で発見された発砲スチロール
目視観測で発見された発砲スチロール

発泡スチロールは、海面から浮き出ているので、かなり離れていても容易に見つけることができます。

ニューストンネットにも、発泡スチロールの粒やマイクロプラスチックが大量に入りました。一見すると綺麗に見える海にも、分解されないプラスチックがたくさん漂っていることが分かりました。

ニューストンネット採集
ニューストンネット採集

ニューストンネット採集物
ニューストンネット採集物

さすがに隠岐島を過ぎると漂流ゴミは減りました。がしかし、日本海の真ん中でもマイクロプラスチックは採集され、観測に参加している学部3年生達も、海の上のゴミの多さには改めて驚いていました。

マイクロプラスチックと発泡スチロールの粒は、どんどん壊れて小さくなりますが分解されません。その生態系への影響、生物の取り込みははまだまた計り知れないところです。ほぼ回収不可能ですから、発生を抑えていくことが必要なのでしょう。

7月25日 輪島港入港中の神鷹丸
7月25日 輪島港入港中の神鷹丸

関連リンク(別ウィンドウでリンク先を開きます。サイト外のページに移動します)

一覧に戻る

PAGE TOP