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岡田涼汰(博士前期課・海洋生命科学専攻)氏、遠藤雅人助教、栗原紋子(博士研究員)氏、竹内俊郎学長が2015年生態工学会において講演論文賞を受賞

Last Update : 2015-09-24 09:29

受賞概要

生態工学会では、年次大会において発表された論文の中から生態工学の研究として優秀であり、将来の発展が期待されるものについて表彰を行っています。今回、下記の講演論文が2015年度講演論文賞に選定され、2015生態工学会年次大会中の2015年6月28日に授賞式が行われました。

受賞論文のタイトル

クエ飼育排水を用いたクビレズタの培養と物質吸収の推定

著者

岡田涼汰(博士前期課程 海洋生命科学専攻)、遠藤雅人(海洋科学系 海洋生物資源学部門)、 栗原紋子(博士研究員)、竹内俊郎(学長)

受賞対象となった研究の内容

閉鎖循環式陸上養殖システムは、廃棄物の処理が長年の課題であり、近年ではその排水を利用して経済的価値の高い海藻類の培養が試みられ、環境負荷を軽減する技術の確立が目指されている。本研究では海産魚のクエEpinephelus bruneusとクビレズタCaulerpa lentilliferaを実験対象生物として用い、クエの飼育排水を用いたクビレズタの培養を行った。また、クエ飼育排水、飼育廃棄物およびクビレズタに含有される元素量の把握を行い、必要元素の過不足について検討を行った。これらの研究の結果、クエ飼育排水を用いてクビレズタを培養できることが示され、また、クエ飼育排水と飼育廃棄物を組み合わせることでクビレズタ培養に必要な元素の大半を満たすことができるが、マンガン、銅、ホウ素の3元素に関しては不足することが分かった。クエ飼育排水と飼育廃棄物の混合液に不足元素を添加することによってクビレズタ用の液肥が作製可能であることが示唆された。これにより、クエとクビレズタを同時に生産する飼育・培養システム構築の可能性が示された。

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