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荒川久幸教授が 日仏海洋学会賞を受賞

Last Update : 2016-08-08 16:41

受賞概要

日仏海洋学会賞は,海洋学および水産学にお いて顕著な学術業績を挙げた者を対象に与えられる。

受賞研究のタイトル

「海中の濁りが海洋生物へ及ぼす影響に関する研究」

受賞者

荒川久幸(東京海洋大学学術研究院海洋環境学部門 教授)

受賞対象となった研究の内容

今まで着目されていなかった海中の濁りが生物へ及ぼす影響を精力的に研究しており、研究内容は砂泥や岩礁域における懸濁・堆積粒子量の測定方法の開発から、海藻や二枚貝などに対する濁りの影響評価まで多岐にわたる。一連の研究の中で特に注目すべき内容としては、海中の懸濁・堆積粒子が、海藻の遊走子(胞子)に対し、基質着生や着生後の成長を阻害することなど明らかにしたこと、また、沿岸域における懸濁粒子量が海藻の初期減耗に及ぼす影響評価法を開発したこと、この評価法を基に和歌山県三尾沖や三宅島では微細な粒子の流入によってアラメ、テングサなどの海藻群落が回復していないことを明らかにしたことがあげられる。
海中林の荒廃現象は古くから磯焼けと呼ばれ問題視されていた。今まで高水温や植食動物による食害がその原因と考えられてきたが、海中の濁りが磯焼け発生の要因となること を初めて明らかにした点が高く評価された。 

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