東京海洋大学

MENU

News&TopicsNews&Topics

小蕎圭太氏が日本動物行動学会第35回大会のポスター発表において優秀賞を受賞

Last Update : 2016-11-14 15:59

受賞概要

日本動物行動学会第35回大会(11月11日~13日,新潟大学 五十嵐キャンパス)のポスター発表において優秀賞を受賞した。

受賞研究のタイトル

マイナスの協力は実在するのか~キヌハダモドキでの検証(小蕎圭太・関澤彩眞・中嶋康裕)

受賞者

小蕎圭太(海洋科学技術研究科 海洋環境保全学専攻 博士前期課程2年)

受賞対象となった研究の内容

配偶時の共食いは性的共食いと呼ばれ、雌雄異体種(カマキリ・クモ類)でよく知られています。雄は以降の配偶機会を望めない状況で一種の代替戦術として雌に捕食されることで、配偶相手の雌の産卵数を増加させるといった最適戦略として進化したと説明されます。一方で、ウミウシの仲間は同時的雌雄同体のため、通常、配偶時には精子交換を互いに行い、その後は両者が産卵・多回交尾が可能です。しかし本研究により、ウミウシの一種のキヌハダモドキでは、配偶時には一方の個体が授精させた相手ごと必ず捕食するため、以後の繁殖機会が絶たれるだけでなく、繁殖成功が著しく低いことが分かりました。その後の観察により、個体の適応度増加でも、包括適応度の増加でも説明できないことから、ESS(進化的に安定な戦略)として進化したとすれば説明できる可能性を示しました。

ko.jpg

一覧に戻る

PAGE TOP