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加藤豪司助教(海洋生物資源学部門)が日本農学進歩賞を受賞

Last Update : 2016-12-06 16:46

受賞概要

日本農学進歩賞は、公益財団法人農学会が、人類と多様な生態系が永続的に共生するための基盤である農林水産業およびその関連産業の発展に資するために、農学の進歩に顕著な貢献をした者を顕彰するものです。この度、加藤豪司助教が平成28年度(第15回)日本農学進歩賞を受賞しました。

受賞タイトル

魚類独自の免疫機構を利用した新しい水産用ワクチン技術の開発

受賞者

加藤豪司(海洋生物資源学部門 助教) 

受賞対象となった内容

魚類の養殖現場で頻発している感染症被害を食い止めるためには、魚類の免疫システムを深く知る必要がある。魚類は獲得免疫系を有する進化的にもっとも古いグループであり、哺乳類とは異なった魚類独自の免疫システムを有している。加藤豪司氏は、魚類と病原体の相互作用に着目することで、魚類独自の免疫システムに関する新たな知見を報告してきた。魚類ではヘルパーT細胞が2種類存在する(CD4-1陽性およびCD4-2陽性)が、ノカルジア症や抗酸菌症に対する細胞性免疫応答ではCD4-2陽性細胞が主要な役割を担うことを明らかにした。また、魚類の鰓上皮には、病原体やワクチン成分などの外来異物を取り込んで免疫応答の起点になる細胞が存在することを明らかにした。これらの研究成果は、新たな水産用ワクチンの開発に大きく貢献するものであり、水産増養殖分野における魚病被害の軽減につながることが期待されている。

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