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呉 海云助教(海洋環境科学部門)がBIOSENSORS 2018でPoster Prize Winnerを受賞
Last Update : 2018-07-23 18:56
呉 海云助教(海洋環境科学部門)がBIOSENSORS 2018でPoster Prize Winnerを受賞しました。
受賞概要
アメリカ合衆国マイアミ市内で開催された国際会議 "BIOSENSORS 2018"(2018年6月12~15日)において,呉 海云助教(海洋環境科学部門)が発表した研究が,優秀ポスター賞「Poster Prize Winner 3rd Place」に選ばれました.この国際会議は,バイオセンサの分野において著名な学術誌であるBiosensors & Bioelectronics [Impact factors (2017): 8.173, Elsevier] が主催するバイオセンシング研究分野の国際会議であり,世界各国から約900人の参加者がありました.
受賞研究のタイトル
LED color-switching type wireless biosensor system for the visualization of fish stress (Haiyun Wu, Ryosuke Shinoda, Masataka Murata, Haruto Matsumoto, Hitoshi Ohnuki, Hideaki Endo)
和訳:魚類ストレスの可視化のためのワイヤレスバイオセンサシステムの開発に関する研究
受賞者(共著者)
呉 海云(東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 助教)
信田亮輔(東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程学生)
村田政隆(北海道工業技術センター 研究開発部 研究主査)
松本陽斗(北海道工業技術センター 研究開発部 研究員)
大貫 等(東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 教授)
遠藤英明(東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 教授)
受賞者研究の内容
現在,養殖魚の健全・安全性が強く求められている背景から,魚の健康状態を定期的に評価し,異常を早期に察知できるような魚のための健康診断が注目されています.呉 助教らは「魚類のストレスの見える化」を目指し,魚がストレスのない平常状態の時は「青」,ストレスがやや負荷されている時は「黄」,ストレスが非常に大きくなった時は「赤」と点滅色が信号機のように変化し,かつ魚体に装着可能なLED光通信型バイオセンサシステムを開発しました.魚のストレス応答を目視で確認できるシステムの開発は,世界初の試みであり,その独創性及び学術的意義が評価され,今回の受賞が決定しました.
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