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伊藤大智氏(博士前期課程 海洋システム工学専攻2年)が 平成30年度 海洋理工学会 秋季大会においてベストプレゼンテーション賞を受賞
Last Update : 2018-11-05 17:52
10月19日に開催された平成30年度海洋理工学会秋季大会(10/18-19)(於:京都大学楽友会館)において、伊藤大智氏が、平成29年度海洋理工学会春季大会に続けて今回2回目のベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
受賞者
伊藤大智氏 (東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程 海洋システム工学専攻2年 電子制御研究室)
受賞研究のタイトル
非線形同期を使った水中SWARMの群移動制御
受賞概要
ベストプレゼンテーション賞とは、若手研究者・技術者の奨励を目的として、春季および秋季大会において、発表時点で39 歳以下の一般講演およびポスターの発表者を対象に、発表内容および発表方法が最も優れていた 1 名を選考し、大会の最後に表彰するものである。
受賞発表の内容
SWARMとは、アリやハチ等に代表される群れとしての知性を利用した群ロボットの ことであり、海底資源探査の分野での活躍が期待される。具体的には、多数の小型移 動ロボットが群れとなり効率的に海底資源探査を行う。非線形同期とは、群で同期発 光するホタルのように、個体ごとに時定数が異なっていても同期する強力な同期手法 である。
今回の発表では、非線形同期システムを応用したSWARMの群移動制御の提案を行っ た。具体的にはまず、シミュレーションにおいて、3から10台のSWARMの動きが同期す ることを確認した。次に、3色のLED、光センサを持つSWARMロボットを作成した。陸 上において、3台のSWARMロボットがシミュレーションと同じ手法によって群行動させ ることに成功した。
これらの研究成果は、海洋調査分野への貢献が期待できるものであり、SWARMによ る海洋資源探査技術の発展に繋がることが期待される。
※平成29年度春季大会 ベストプレゼンテーション賞 「非線形引き込みを使った水中SWARM 用可視光通信装置の開発」
参照:http://amstec.jp/award/award.html
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