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山中寿朗教授(学術研究院 海洋環境科学部門 )、牧田寛子准教授(学術研究院 海洋環境科学部門)が、セメント協会論文賞を受賞しました

Last Update : 2019-06-11 10:14

受賞概要

 一般社団法人セメント協会の「セメント協会論文賞」とは、セメント及びコンクリートに関する学術上、技術上の進歩発展に資するため、1972年(昭和47年)に設けられたもので、過去2年間にセメント・コンクリート論文集に掲載された論文の中から、論文賞選考委員会の審査を経て、学術的・実用的な価値が高く、かつ独創的・先進的研究と認められた論文を選考し、表彰するものです。 

受賞者

小林真理 (宇部興産株式会社 建設資材カンパニー 技術開発研究所 セメント開発部 セメントグループ)
高橋恵輔 (宇部興産株式会社 建設資材カンパニー 技術開発研究所 セメント開発部 セメントグループ)

山中寿朗
東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 教授
牧田寛子 東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 教授


受賞研究

深海底におけるセメントモルタルの物理的特性と水和物の変化

受賞研究の内容 

 近年、海底資源の開発や排他的経済水域内の海底の有効利用について積極的な推進が提唱されているが、海洋開発を見越した深海域でのセメント系材料の利用はこれまで検討されていない。
 深海は、浅海と比べて、水温、水圧、炭酸イオン濃度などの物理化学的な状況が異なること、酸化還元環境が局所的に異なる場所があることなどから、既往の知見やシミュレーションに基づいた既存技術が適応できない可能性がある。
 これらの背景を踏まえ、本研究は、海底資源開発に伴う環境擾乱の抑制技術にセメント系材料を利用することを目的として、これまで検討されてこなかった深海域でのセメント系材料の利用に着目し、潜水調査艇を用いた実海底での施工実験や暴露試験を行い、既存技術の適応可否を検証するとともに、深海域でのセメント系材料の劣化メカニズムの解明を試みた。
 本論文では、我が国の海洋開発におけるセメント系材料の利用に関わる、先駆的かつ重要なデータや知見を提供した。本研究の結果を起点として、深海域でのセメント系材料の利用に関する研究を続けることで、他国に先んじた海洋開発スキームの具体的な検討が可能になり、海洋開発プロトコルの確立に繋がることを示した。

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左から牧田寛子教授 小林真理氏 高橋恵輔氏 山中寿朗教授

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