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【出前授業】気仙沼市立大島小学校で「地球温暖化」についての授業を行いました。

2020年11月20日

 令和2年11月19日(木) に、気仙沼市立大島小学校6年生11名を対象に、本学の山川紘客員研究員が「地球温暖化による海水温上昇の影響と大島、気仙沼周辺の海の様子」について、出前授業を実施しました。

 この授業は、海洋教育に取り組む大島小学校の、「総合的な学習の時間」の授業の一環で企画されたもので、世界的な環境問題として挙げられている「地球温暖化」についての理解を深めることを目的に行われたものです。

 授業では、山川先生から地球温暖化の原因について、人間の活動や産業の発達により増加した温室効果ガス(自動車の排気ガスや炭素ガスメタン、フロンガス)が上空にたまり、宇宙に温度を逃がさなくなり、 熱が大気圏にこもってきたため、気温がどんどん上昇するようになったことや、宮城県沖の主な海流である、親潮と黒潮の関係は、近年、地球温暖化に伴って、黒潮の勢いが盛んになってきたために、沿岸の水温が上がってくるようになったことを学びました。

 その後、地球温暖化による海水温上昇は沿岸地域に住む人々の暮らしにも大きな影響を及ぼしており、海底に海藻がなくなってしまう「磯焼け」が発生していて、大島で漁業者さんと一緒にアラメを活用した藻場を再生させる取り組みを進めていることが紹介されました。

 子どもたちは、海の中の浅場にある海藻がCO2や炭素を固定して海水に留めておく(ブルーカーボン)役割を担っており、海藻を増やすことが、地球温暖化の軽減にも役立つことを知り、とても関心を持った様子で、身近な大島の海について積極的に学ぼうとする姿が伺えました。

 三陸サテライトでは、今後も、地域の海洋教育の探究活動のお手伝いを積極的に行って参ります。

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授業の様子

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