イベントの様子

HOME > イベントの様子 > 令和 8年度 > 7/20 越中島キャンパスで「女子学生のためのキャリアパスセミナー」を開催しました

7/20 越中島キャンパスで「女子学生のためのキャリアパスセミナー」を開催しました

2026.08.20

DSC_0753.JPG

2026年7月20日(月・祝)、東京海洋大学越中島キャンパスにて、「女子学生のためのキャリアパスセミナー」を対面形式で開催しました。

本セミナーは、海洋工学部オープンキャンパスの一環として、海や船、工学、物流などに関心を持つ女子中高生と保護者の皆さまに、本学での学びと卒業後のキャリアを具体的に知っていただくことを目的に実施したものです。

当日は、海洋工学部の3学科を卒業し、海運、食品製造、物流・情報システムの各分野で活躍する卒業生3名と、現役学生3名が登壇しました。大学での学び、学生生活、現在の仕事、進路選択について、それぞれの経験を交えながら紹介しました。

◎セミナー構成

• 卒業生による講演
• 現役学生によるキャンパス紹介
• 卒業生・現役学生との質問コーナー
• 海洋工学部長による閉会挨拶

◎卒業生による講演

各学科の卒業生から、本学への進学を決めた理由、学生時代に取り組んだこと、現在の仕事内容、大学での学びが仕事にどのように生かされているかについてお話しいただきました。

石川 七海 氏(株式会社MTI)

橋本さん.jpg

「海から世界の最先端へ」

海事システム工学科を卒業後、日本郵船株式会社に入社し、航海士として自動車船やLPG船などに乗船された石川氏。現在は株式会社MTIに出向し、航海士としての現場経験を生かしながら、自動運航船の研究開発、評価・検証、教育訓練などに携わっています。在学中に学んだ船舶制御や卒業研究が現在の業務につながっていることに加え、短期留学や部活動など、学生時代の多様な経験も紹介されました。もともと関心を持っていた研究開発の仕事に、航海士としての経験を経てつながったことから、「やりたいことを発信し続ければ、どこかに道が見つかる」と参加者に語りかけました。

宮野 枝梨花 氏(株式会社ロッテ)

宮野さん.jpg

「海で見つけた好きを陸の仕事に―海洋大からロッテへ、私のキャリアの描き方―」

海洋電子機械工学科を卒業後、株式会社ロッテに入社された宮野氏は、工場の生産設備の導入、新工場の建設、スマートファクトリー化などに携わっています。船を構成する多様な設備について幅広く学んだ経験が、食品工場の設備エンジニアとしての仕事に生かされていることを紹介しました。乗船実習を通して、自分が仕事に求める面白さと生活のあり方に気づき、「船の技術を陸上で生かす」というキャリアを選択した経緯も語られました。進路は何度でも軌道修正できること、自ら考えて選択する力を大切にしてほしいというメッセージが届けられました。

富田 麻帆 氏(株式会社オカムラ)

富田さん.jpg

「流通情報工学科卒は、大学での学びがどのように活きているか」
流通情報工学科を卒業後、株式会社オカムラに入社された富田氏は、全国の工場や倉庫の生産計画・在庫計画など、サプライチェーンマネジメント業務を経験し、現在は情報システム部でシステム開発・保守に携わっています。
大学で学んだ統計学、最適化、物流管理、プログラミングが、需要予測や業務システムの活用など、実務に直接つながっていることを具体的に紹介されました。
「好きなことを好きなだけ学べることは幸せなこと。今できる勉強や活動に精一杯取り組んでほしい」と参加者を励ましました。

◎現役学生によるキャンパス紹介

キャンパスライフ紹介.jpg

海事システム工学科、海洋電子機械工学科、流通情報工学科の4年生3名が、志望理由、授業や実験・実習、部活動、アルバイト、研究室など日々のキャンパスライフを学生の視点から紹介しました。
専門科目に難しさを感じる場面でも、友人や先輩、教員に相談しながら理解を深められることや、女子学生が少人数の学科では、学生同士が仲良く過ごしていることが紹介されました。
また、乗船実習や実機を用いた実験、海外研修、物流・情報分野の幅広い学びなど、各学科ならではの魅力も紹介され、大学生活を具体的に紹介しました。

◎質問コーナー

質疑応答.jpg質問コーナーでは、数学・物理・英語などの学習への不安、授業と乗船実習のつながり、海技士資格、女子学生としての大学生活、女性の働きやすさ、大学での学びと仕事との関係、高校時代に準備しておくこと、就職活動で評価された経験など、幅広いテーマについて卒業生と現役学生が回答しました。
登壇者からは、乗船実習をはじめとする実践的な学びが、専門知識だけでなく、チームワークや共同生活を乗り越える力として企業から評価された経験が紹介されました。また、海や物流を専門的に学ぶ大学として企業から注目されやすいことや、先輩・教員とのつながりを通じて企業や進路に関する情報を得やすいことも、本学の強みとして挙げられました。
さらに、OGからは「現場を自分の目で見て、自分に合う道を選ぶこと」「周囲に左右されず、自分の強い意志を持つこと」「少しでも気になるという気持ちを追い求めること」など、進路に悩む参加者へのメッセージも寄せられました。

◎海洋工学部長からのメッセージ

閉会にあたり、久保信明海洋工学部長より挨拶がありました。海運に加え、造船、港湾、宇宙など幅広い分野の企業から海洋工学部の人材が求められていることに触れ、航海士・機関士を目指す進路や大学院進学など、多様な将来の可能性を紹介しました。

専門科目や実習が多く、学修には相応の努力が必要である一方、確かな専門性を身につけられる学部であること、また近年は女子学生の入学者も増えていることに触れながら、本学への進学を検討する参加者へエールを送りました。

◎最後に

セミナー終了後のアンケートでは、満足度も高く、「将来について具体的に知ることができた」「海洋大学への志望度が高まった」「女性目線の情報がよかった」などの声も寄せられました。海洋工学部への理解や興味が深まり、卒業生と現役学生の実体験が、進路や大学生活を考える参考となったのであれば幸いです。

また、厳しい暑さの中、ご参加いただいた皆さま、登壇いただいた卒業生・現役学生の皆さまに、心より御礼申し上げます。
本セミナーが、参加者の皆さまにとって、本学の学びと将来の可能性を知り、自分らしい進路を考えるきっかけとなれば幸いです。

関連ページ

活動報告

お知らせ

TOP