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日本水産学会共催男女共同参画推進シンポジウムを開催しました。 

2012.03.28

 去る2012年3月26日(月)、東京海洋大学品川キャンパス(白鷹館1F 講義室)に於いて、国立大学法人東京海洋大学・公益社団法人日本水産学会共催、男女共同参画学協会後援、男女共同参画推進シンポジウム『なぜいま 男女共 同参画推進が必要なのか?~水産分野の事情~』なぜいまさら?と思っている方も、ご一緒に考えてみませんか?を開催しました。    今回の シンポジウムは、日本水産学会に男女共同参画担当委員会が3月に発足し、活動を開始したのをご紹介するとともに、他の学会の事情を知るべく、男女共同参画 学協会連絡会で長年活動しておられた日本大学薬学部薬学研究所の大坪久子先生をお招きして基調講演をしていただきました。司会は男女共同参画推進室 女性研究者支援機構コーディネータの藤森が務めました。

 多くの方にご参加いただいた当日の様子をレポートします。

 はじめに、学長より開催あいさつの後、本学男女共同参画推進室長の竹内理事より、本学における男女共同参画推進事業のこれまでの経緯と水産学会会長の立場からは、水産学会で3月より発足する男女共同参画推進委員会について報告がありました。

  続いて、「学協会において『男女共同参画』について議論されてきた内容とその経緯」-科学技術分野の学会での取組事例の紹介-と題し、基調講演を行いまし た。立ち上げの頃よりご尽力されてきた大坪先生に、学協会連絡会でなぜ男女共同参画推進事業がスタートすることになったのか、初期の活動内容について、貴 重なご経験を豊富なデータを基にご講演いただきました。

 また、ゲスト講演者には、本学の卒業生でもある Albion Fishing Ltd.Corporate Quality Assurance,DirectorのMUSLEH UDDIN(ムスレ・ウディン)氏 をカナダよりお招きして、奥様も研究者である、研究者ご夫妻が子育てをしながら研究者を続ける事のむずかしさについ て、カナダと日本の違いを交えて講演をしていただきました。

 休憩をはさみ、今後の大学及び、学協会における男女共同参画の課題について、本学教員と講演者によるパネルディスカッションを行いました。

続いて、女性研究者支援機構の池田機構長より、本学における女性研究者支援事業について内容をくわしくご紹介しました。 最後に共催者である日本水産学会の男女共同参画推進委員会の岡﨑恵美子教が総括と閉会挨拶をし、閉会となりました。   それぞれのパートで、講演者からの貴重な講演内容に参加者も熱心に耳を傾けていました。

★☆★オフィス海なみより  

今回のシンポジウムは、日本水産学会の会期中に共催で実施いたしました。年度末最終週の上学会初日という日程の影響か、学内からの参加者はあまり多くあり ませんでした。しかし長年、学協会連絡会で男女共同参画事業にご尽力されてきた大坪久子先生のご講演を聞けるとあって、学外から多くの参加者があり熱心に 耳を傾けられている様子に、男女共同参画事業に対する社会の関心の高さを感じました。  

今回のタイトルには、"なぜいまさら?と思っている方もご 一緒に考えてみませんか?"という副題がついています。多様性の時代、それぞれの立場で考えてみることが必要になるのかもしれません。これからの大学にお いて、男女共同参画の視点から何が問題になるのか、多様な意見が出され今後の活動に大変参考になりました。  

ご来場いただきました皆さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

※尚、基調講演の内容は、こちらよりご覧いただくことができます。

※但し、許可なく引用、転載はご遠慮ください。      

◎お問合せは    東京海洋大学 オフィス海なみ 藤森までお願いします。

TEL.03-5463-0680

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