水圏科学フィール水圏科学フィールド教育研究センターの歴史は長く、大正時代(東京海洋大学の元になる水産講習所時代)から現在の場所に設立されたステーションもあり、諸先輩方も同地で有意義な研究を実践され、日本の水産業を発展させる数々の礎を築いてきた場所です。
100年以上の長きにわたりこの研究施設を利用できることに感謝し、今後も多くの優れた業績を生み出し、社会に貢献できるように努力していきたいと考えています。
トンビが鷹を生むような脊椎動物で初の異種間移植実験となる「ヤマメがニジマスを生む;Nature (2008) 」代理親魚技術は、を大泉ステーションで誕生し、将来の養殖業や水圏生物の保全への利用に向けて、さらに研究が推進されています。
これからも、淡水、海水の魚の飼育や実験、実験魚の養殖と供給が可能な施設を本学でフルに生かし、また多くの大学や研究所と連携した実験やサンプルの提供等で、広く社会に貢献できる研究施設として今後も維持していきたいと考えています。
将来の科学技術を担う若手研究者の育成と研究環境の充実のため、センター長としてセンターの益々の発展と、たくさんの研究成果と優秀な人財の輩出を心より願って運営しております。