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講義・ワークショップ等の報告

第8回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H30年度)

2019.01.11

平成30年12月14日(金)、品川キャンパス 白鷹館多目的ホール、    第8回高度専門キャリア形成論が開催されました。


『企業就活成功への心得と実践』
 塩谷 和美 特任教授・岡本 美奈さん 

今回は海洋大学出身の岡本美奈さんをお招きしてお話しいただきました。


 ~就活と私のキャリアデザイン~
岡本 美奈さん 東京大学大学院農学生命科学部農学国際専攻

岡本さん.jpg

* 徳島から上京・海洋大学に進学し、視野が世界に拡がった!
   当初思い描いていた進路から大幅に変更し海洋大に進学することに。入学して初めて海外に目が向き、自分の将来を考え始めた。長期海外留学を目指したが、入学当時はTOEICの点数も低く、猛勉強で大幅に伸ばした結果、3年次で1年間カナダ:ヴィクトリア大学への交換留学生に選ばれた。

「英語とコミュニケーション力 」が自分の強みと自覚!
 自分の弱みは理数系と思っていたので、今後は強みでキャリアを切り拓く!と考えた。大学時代はアメリカ大陸を中心として、院時代を含めて世界15か国をバックパッカーの一人旅をした。冒険的な旅だったが、世界中の人たちと接触しコミュニケ―ションできたのは大きな収穫であり貴重な体験となった。

* 大学院選択と海外インターンシップで進路を真剣に考えた!
 国際的な視点で水産業を研究したくて東大大学院に進学し、今度はUNIDOウィーン本部へ半年間のインターンシップに参加した。そこでは途上国の水産物輸出支援を行った。体験の中から自分は【日本の水産物の輸出促進】に関わりたいという使命感が芽生え、水産庁と大手水産会社を志願した。

* 就活で役に立ったことと、水産庁で働く心構えとは
 海外経験(バックパッカー旅・海外留学・インターンシップ)は最も大きな自己PRとなった。何よりも他者と差別化が図れた要因だ。決して順風漫歩な就活ではなかったが、最後の1秒まで集中力を絶やさなかったことが内定に繋がったと思う。自分らしい働き方は『周りの人への感謝を忘れず、やるべきことを確実にこなす』また海外への留学や海外勤務などしたいと10年後を想像している。

 《学生へのメッセージ》

 時間があるのは学生のうちだけ『やりたいことをとことんやり抜こう!』
 一人の時間を大切にして『自分の将来を真剣に考えてみよう!』
 自分一人でできることは少ない『頼れる人には頼ろう!』   

 

*計画された偶然性理論(Planned  Happenstance  Theory) クランボルツ:1999年
「キャリアは予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される。だから自分にとって良い偶然が起こるように仕掛けたり布石を打っていくことが必要だという」 Lack is no accident !
岡本さんは若くして実践し、この理論を証明したモデルだと思います(キャリア開発室 塩谷)    

今回の講座には72名の参加がありました。 
                                 以上

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