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講義・ワークショップ等の報告

第10回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(R2年度)

2021.02.22

第10回高度専門キャリア形成論が開催されました。

題 目: 民間企業や独立行政法人で活躍するOBOGのキャリアと働き方
講 師: 塩谷 和美 特任教授
講 演: 北田 凌太 氏(日本水産株式会社中央研究所、2017年海洋生命科学専攻修士課程 修了)
   : 数野 渚 氏(独立行政法人環境再生保全機構、2018年海洋環境保全学専攻修士課程 修了)
日 時: 2021年2月18日(木)~19日(金) 
方 法: 遠隔授業(オンデマンド動画配信)
参 加: 25名

北田氏:養殖の研究職で就職したい

大学院進学を決めたのは、学部3年時に経験した"うみがめ保全活動"でした。
「本で読んでいたことと全然違う!」という衝撃が、学問と現場の両面で魚を理解したいという意欲につながったのです。 
就職活動ではOBOG訪問やインターンシップ参加など、積極的に準備を進めていました。

企業に所属する研究職は、研究対象によって働き方が変わります。
新規養殖魚の技術開発を担当していた時は、魚の飼育状況に合わせて柔軟な働き方が求められました。
現在は養殖データの分析を担当しており、オフィスワークが中心です。

企業での研究の評価基準は"事業価値の創造"です。
そのなかでやりがいを感じるのは、研究と社会との距離が近く、研究のアプローチが多様であることです。
就職活動に臨む皆さんも、やりたい・できることを明確にして、自分のキャリアを歩んでください。

数野氏:環境に関わる仕事に軸を定める

学部卒業後、民間企業に就職したのちに大学院への進学を決めました。
学部時代は勉強が中心で「もう少し、他のこともやればよかった」という思いがありました。
大学院では学会発表で学会賞を受賞するなど、研究に打ち込む日々でした。

仕事でのやりがいは、行政の一連の流れに携われることと、医療関係者に直接情報を届けられることです。
担当するセミナーや講習会では、第一線で活躍する医療関係者との仕事を通して、新たな視点を得られます。
さらに専門家だけではなく、医学的知識がない方も納得できる情報提供など、担当業務に合わせた細やかな配慮を心がけています。

就職活動時の環境再生保全機構との出会いは、合同企業説明会で「事業内容が面白そう」と思ったことでした。
環境分野の政策実施機関であること、そして直感で「好き!」と思えたことが決断の理由です。
皆さんも自分の意志の強さと、海洋大で培った人間性に誇りを持ち、就職活動を進めてください。

※ご質問等は、お気軽にキャリア支援センターまでお問い合わせください。
キャリア支援センター
☎ 03-5463-0575
✉ career@m.kaiyodai.ac.jp

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