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水圏生物生産工学研究所(東京海洋大学)は魚を増やし育てる未来の養殖技術を研究する次世代研究所です。

研究所:東京海洋大学

研究所長メッセージCONCEPT


研究所長メッセージ

CEO

本研究所の前進である水圏生殖工学研究所は、様々な水圏生物の生殖現象の操作、特に“生殖幹細胞”と呼ばれる細胞を操作することで、水圏生物を護り増やすことを目指して設立されました。

これらの技術開発により、生殖幹細胞を液体窒素内で半永久的に保存し、これを近縁種に移植することで、凍結細胞から絶滅危惧種を生み出す技術が多くの魚種で完成しています。また、クロマグロの生殖幹細胞をサバ科の小型種に移植することで、わずか8ヶ月で30センチ強の代理親からクロマグロの精子を生産する技術も開発されてきました。

このように生殖工学は将来の魚類保全や養殖業を大きく変える可能性を持っています。しかし、これはあくまでも受精卵を供給するための技術です。この技術を駆使し、安定して魚類生産を進めるためには魚病対策が不可欠です。

そこで、2024年7月から、水圏生殖工学研究所は新たに感染症制御部門を加え、水圏生物生産工学研究所として生まれ変わりました。新しい研究所では従来の生殖工学研究に加え、育種により魚病耐性を付与した系統の樹立や、最先端の技術を駆使した病原体の診断、さらには新たなワクチン開発等も視野に入れた疾病予防の研究を進めます。

水圏生物生産工学研究所ではこのような研究分野を、世界のフロントランナーとして牽引していくとともに、最先端の研究を通じて海洋生物学・水産学の将来を担う若手研究者の育成にも力を注いでいきたいと思います。


研究所の歴史

2020年10月
水圏生殖工学研究所が正式にスタートしました。
2024年7月
研究所を「水圏生物生産工学研究所」に改名し、1部門2分野を追加して再スタートしました。

バナースペース

水圏生物生産工学工学研究所
(東京海洋大学)

<本部>
〒108-8477
東京都港区港南4-5-7
東京海洋大学 品川キャンパス内


会社方針 - 水圏生殖工学研究所(東京海洋大学)