本文へスキップ

東京海洋大学水圏科学フィールド教育研究センターは、飼育実験施設と調査船等を備えたフィールド研究施設です。

研究所:東京海洋大学

館山湾内支所(千葉県、No.44)SERVICE&PRODUCTS


概要

館山湾内支所は、波が穏やかな館山湾に面した実習施設で、宿泊設備は無いもののカッターや小型船を装備し、主に館山ステーションからの日帰りでの調査研究やフレッシュマンセミナー等の実習で活用しています。

夏には海洋大学の1年次の遠泳等の実習を行い、また湾内支所をベースとして生物調査等を実施しており、カッターでの湾内の走行訓練や遠泳、着衣泳等の海技習得を通して、海洋大学学生として通用する海の技術を学ぶ上で重要な施設です。


所在地・マップ

住所

〒294-0036
千葉県館山市館山96
TEL:(0470)22-0301
FAX:(0470)22-0301

■JR内房線「館山駅」西口より徒歩約20分
■館山ステーション(坂田)より車で20分

地図


教職員

館山ステーション(東京海洋大学・学職兼任)

主   任   濱崎 活幸

副 主 任   塩出 大輔


施設・設備概要

施設・設備

総敷地面積 4,290 m2
建物(鉄筋コンクリート)

実習準備棟
二階建 443 m2

艇庫・漁具庫
二階建 552 m2

その他
専用桟橋、楊船施設、ウインチ室、船具庫、油庫


船舶

37号艇
FRP製汽船、11.51 m、4.9トン、160馬力、定員30名

36号艇
FRP製汽船、5.32 m、15馬力、定員6名

35号艇
FRP製汽船、5.32 m、15馬力、定員6名

33号艇
FRP製汽船、5.32 m、9.9馬力、定員6名

32号艇
FRP製汽船、5.32 m、9.9馬力、定員6名

31号艇
FRP製汽船、5.32 m、9.9馬力、定員7名

和船
木製八丁櫨、10.3 m



教育研究活動

鏡ヶ浦と呼ばれる海況に恵まれた館山湾奥の立地条件を活かし、フレッシュマンセミナー・漁業科学実習・環境テクノロジー実習等の海上実習を行っている。また、湾内外の各種沿岸漁業、海洋環境変動の研究拠点としても教員・大学院生に活用されている、さらに海鷹丸、神鷹丸および青鷹丸の基地機能と合わせ、錨泊適地の館山湾の自然条件を活かして各乗船実習の初期段階で本学練習船が行う基礎訓練を支援する実習場である。年間の利用者数は約4,000名程度となっている。なお、1年次のフレッシュマンセミナー、2年次の漁業科学実習と環境テクノロジー実習ともに学生・教員は宿泊機能を有する館山ステーションに宿泊し、バスで通って当場の地先海面で実習を行うという方式が続けられている


施設周辺案内

館山湾内支所は本学の前身である水産講習所時代の明治34年に開設され、当時より全学生に必須科目として課された遠泳と漕艇で「館山実習」として知られる臨海実習をはじめ、旋網操業、編網、帆走、操艇、救命講習、海洋観測と総合的な内容を学習する海洋生産学科の漁業実習などの学生実習の場としての機能に加え、漁業・海洋関連の研究も活発に実施され、各種漁具・漁法の計測的研究、魚類の遊泳行動・対網行動の実験的研究および海洋環境に関する研究が場内の実験施設ならびに館山湾の内外で行われてきた。

なお、坂田実験実習場との機能統合に際して建物と敷地の一部の用途が廃止され、それに伴って旧実験棟跡に実習準備棟を新設、漁具・船具倉庫、艇庫、楊船施設、桟橋等の改築・改修が行われ、新体制に向けての整備が進められてきた。また、館山ステーションが維持管理する桟橋は、この海域の漁業者にとっても、緊急時の避難や退避の場所として広く認識されている。


業績報告

◆利用者数

利用者数は1日1人あたりの「延べ人数」で計算しています。

<館山湾内支所>
■令和2年度
総利用者数・・・・31人
うち学内利用者・・31人  #コロナ渦により一時的に学内原則使用禁止となったため
うち学外利用者・・0人  #コロナ渦により一時的に学外使用禁止となったため
うち外国人利用者・0人

■令和元年度
総利用者数・・・・1543人
うち学内利用者・・1449人
うち学外利用者・・94人
うち外国人利用者・179人


施設利用学位論文

■直近3年間につき
【卒業論文】 2 名
【修士論文】 1 名
【博士論文】 0 名

論文概要
・学士論文
 山田 真史: 小型船舶用レーダとレーダリフレクタ(みえなア缶)の有用性
 下崎 裕貴: 超音波バイオテレメトリーを用いた定置網箱網の形状変化モニタリング
・修士論文
 ・複数振動子を用いた広探査魚群探知機に関する研究:鄭 江懐


◆授業での利活用等

令和元年、令和2年の実績を記載します。

●学内
海洋資源エネルギー実習 I
漁業科学実習
海洋資源環境学部フレッシュマンセミナー

●社会貢献
館山外洋ヨットクラブに台風時における避難港として提供
NPO 法人海辺の鑑定団の活動に協力
館山市立館山小学校の海の観察会に協力


◆館山湾内支所利用した研究

直近3年間分のセンターを利活用した業績について記載します。より以前の業績を知りたい場合はセンター長にご相談ください。


◆学術論文(直近2年間分)
なし

◆学会発表(直近2年間分)
直近3ヵ年間で、3人の学内学職者により、2回の学会発表で本センターの業績が利活用されています。

1)池田朱里・内田圭一・宮本佳則・野呂英樹・秋山清二: 定置網に入網したクロマグロ小型魚の選別・放流技術の開発W.定置網内におけるクロマグロ小型魚とブリの行動解析(平成 30 年度日本水産学会春季大会)
2)江原靖章・内田圭一・宮本佳則: 東京湾あなご筒における底質と漁獲の関係について(第 21回アナゴ漁業資源研究会)



写真


・汽船ひよどりを用いた小型巻網操業訓練(1)


・汽船ひよどりを用いた小型巻き網操業訓練(2)


・汽船ひよどりを用いた小型巻網操業訓練(3)


バナースペース