国立大学法人 東京海洋大学

大学院海洋科学技術研究科

⾷機能保全科学専攻ポリシー

アドミッションポリシー

1.受け入れる学生に求める関心・意欲

食機能保全科学が守備領域とする食品の安全性の確保と向上、食品の栄養・保険機能の解明および食品品質の最適制御などに関して興味をもち、それらの実現のための課題を自ら発見し解決する能力の取得に意欲がある学生を求めます。

2.受け入れる学生に求める学修成果

(1)専門的学識
博士前期課程における専門分野の学習に必要な食機能保全科学に関する基礎的な専門知識と実験・実習等で培われた研究の遂行に必要な技術の修得

(2)豊かな国際性と幅広い教養
 異分野との協働や英語による情報発信などグローバルに活躍する人材に求められる食機能保全科学に関する幅広い教養と国際的・文化的素養

(3)自ら考え判断し表現する能力
 社会的背景を踏まえ、食機能保全科学に関する解決すべき課題について論理的に思考し、問題解決に向けた適切なアプローチができる基礎的な能力

(4)現場で通用する実践力
 食機能保全科学に関する自分の考えをわかりやすく他者に伝える表現力や、積極的に他者と交流するコミュニケーション能力と社会に対する責任感

3.入学者選抜での評価方法

入学者選抜に際しては、「求める学生像」にふさわしい学生を選抜するため、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜および外国人留学生特別推薦選抜を実施し、学生を選考します。

  • 一般選抜(口述試験または学力試験)

    口述試験では、口述試験結果、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。

    学力試験では、学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。

  • 社会人特別選抜

    学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。

  • 外国人留学生特別選抜

    学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。

  • 外国人留学生特別推薦選抜

    書類審査または口述試験により総合的に評価を行います。

カリキュラムポリシー

1.教育課程を編成するための⽅針

⾷機能保全科学専攻では、以下「2」に掲げる4つの素養と能⼒を⾝につけさせるために、専⾨的な講義科⽬、演習・実験・実習科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬などを体系的に編成します。

2.教育の内容及び教育の実施⽅法に関する⽅針

(1)専⾨的学識
専⾨的な講義科⽬、能動的学修に重点をおいた演習・実験・実習科⽬及び学位論⽂研究に関わる科⽬により、⾷品に関する⾼度な基礎科学と応⽤科学に関する幅広い専⾨的学識を⾝につけます。

(2)豊かな国際性と幅広い教養
英語授業による国際的な専⾨知識の修得と、英語による情報発信能⼒の向上を図ります。学際的知識を得るための研究科共通科⽬、専攻分野共通科⽬のほか、他専攻科⽬(他⼤学院科⽬を含む)の履修を推奨しています。また、学部と⼤学院とを有機的に結びつける博⼠前期課程科⽬の先⾏履修制度を導⼊しています。

(3)⾃ら考え判断する能⼒
国内外の様々な知識や情報に基づいて、⾃らの新規性の⾼い研究を達成するために、修⼠論⽂の作成と発表会の実施を義務づけます。また、研究者倫理に係わる教育は⼊学後の早期受講を義務づけています。

(4)現場で通⽤する実践⼒
ティーチング・アシスタント(TA)制度による学部学⽣の教育指導を通じて、即応性の⾼い対応能⼒を向上させます。

3.学修成果の評価⽅法に関する⽅針

全ての科⽬において、試験、レポート、プレゼンテーション等で学修成果と到達⽬標の達成度を厳格に評価します。学位の授与に関しては、公正で厳格な学位
論⽂の審査及び最終試験による認定が義務づけられます。

ディプロマポリシー

⾷機能保全科学専攻では、原料から消費に⾄るまで、⾷品の安全性・健全性の確保・向上、加⼯法、品質の維持及び流通に関する課題並びに⾷品の機能性向上に関する課題に関⼼を持ち、これらに対して学理と先端技術を修得し、⼈の健康増進及び恒常性の維持並びに⾷資源の有効利⽤・ロス削減に貢献する⼈材の養成を⽬指します。その⾝につけるべき素養と能⼒は以下のとおりです。

(1)専⾨的学識
 ⾷品の基礎科学と応⽤科学に関する幅広く⾼度な専⾨知識を把握し、研究を適切に推進し、⾷機能保全科学の各研究分野における学術的意義、新規性、独創性、応⽤価値を有した論⽂を作成する能⼒

(2)豊かな国際性と幅広い教養
 英語授業を通じた専⾨領域の英語による理解と説明能⼒、学会活動を通じた幅広い研究者との交流による広範囲の研究能⼒

(3)⾃ら考え判断する能⼒
 研究成果を論理的に説明する能⼒、学術研究における倫理性、そしてそれらに基づく研究成果の発表能⼒

(4)現場で通⽤する実践⼒
 研究成果を社会において有効に活⽤する⽅策の考案能⼒と実践⼒

修了認定・学位授与⽅針

 所定の単位を修得し、上記に掲げる能⼒、素養を有するとともに、学位論⽂の審査並びに最終試験において、各研究分野における学術的意義、新規性、独創性
及び応⽤的価値を有していることが認められた者に対して修了を認定し、修⼠(海洋科学)の学位を授与します。

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