国立大学法人 東京海洋大学

品川・越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科

大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

ABOUT大学院海洋科学技術研究科について

海洋科学、海洋工学のそれぞれの専門領域を深化させるとともに、融合した学際領域について新しい教育研究分野として創生しました。 本研究科は、区分制博士課程とし、博士前期課程は、海洋生命資源科学、食機能保全科学、海洋資源環境学、海洋管理政策学、海洋システム工学、海運ロジスティクス、食品流通安全管理の7 専攻で構成し、学部の専門基礎教育に立脚した高度専門職業人等を養成します。 博士後期課程については、応用生命科学、応用環境システム学の2 専攻で構成し、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。 さらに、本研究科では、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

MESSAGE研究科長挨拶

東京都心で留学生にも囲まれた恵まれた大学院生活を

兵藤 哲朗
東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科長
海洋科学技術研究科には修士課程に7専攻、博士課程に2専攻が設置されており、約700名の学生が日夜研究に励んでいます。学生の約1/5は留学生であり、現在、研究科ではグローバル化と教育の質保証を伴う教育・研究の改革を重点課題として取り組んでいます。
2019年度に「海洋産業AI卓越大学院プログラム」が文部科学省の「卓越大学院プログラム」に採択されました。このプログラムは、海洋に関するビッグデータ解析やAI手法をリテラシーとして身につけ、その社会実装を主導するイノベータなどの人材を養成するもので、5年一貫制博士課程で学ぶことができます。
また、日中韓で実施してきたOQEANOUSプログラムが、2021年度から「持続可能な海洋開発・利用を実現する高度専門職業人養成プログラム―オケアヌスプラス―」として、タイ・マレーシア・インドネシアの大学にも拡大しました。本プログラムでは、サマースクールやダブルディグリーなどのプログラムも開設されています。
これ以外にも、大学院での講義の英語化や文部科学省「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」など様々な特色ある取組みを通して、留学生だけではなく、日本人学生も国際的視野を広めることができる大学院でありたいと考えています。

COOPERATION連携大学院

連携大学院は、学外における高度な研究水準を持つ国立・独立行政法人研究所等の施設・設備や人的資源を活用して大学院教育を行う制度です。このことにより、教育研究内容の多様化、学際化や連携研究所との研究者の交流の促進等、社会に開かれた大学院として教育研究の活性化が期待されています。
本研究科では、下記の研究所等との連携を行っています。

博士前期課程

専攻専攻分野連携先
海洋生命資源科学専攻 水圏生物科学(魚類生理機能学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
生物資源学(応用資源動態学、水産資源生態学)
生物資源学(深海生物学) 国立研究開発法人 海洋研究開発機構
海洋生物工学(水産生物機能学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
海洋資源環境学専攻 海洋資源エネルギー学(沿岸生産環境学、海洋生産環境工学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
海洋システム工学専攻 海洋探査・利用工学 国立研究開発法人 海洋研究開発機構
海運ロジスティクス専攻 海上安全テクノロジー 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所

( )は連携大学院の教育研究分野

博士後期課程

専攻専攻分野連携先
応用生命科学専攻 応用生物科学(魚類生理機能学、応用資源動態学、水産資源生態学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
応用生物科学(深海生物学) 国立研究開発法人 海洋研究開発機構
応用生物工学(水産生物機能学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
応用環境システム学専攻 環境保全システム学(海洋生産環境学) 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
海上安全テクノロジー 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海洋探査・利用工学 国立研究開発法人 海洋研究開発機構

POLICYポリシー

教育目標

研究科においては、地球規模での海洋に関わる諸問題の解決と海洋自体の持つ可能性を追求し、博士前期課程では専門基礎教育に立脚した高度専門職業人を養成し、博士後期課程では先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人や研究者を養成することを教育研究上の目的とする。

(出典:「東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科における教育研究上の目的に関する規則」)

アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)

博士前期課程

1.受け入れる学生に求める関心・意欲

大学院海洋科学技術研究科博士前期課程では、時代や社会に機動的に対応でき、地球規模での海洋に係わる諸課題の解決に創造的に立ち向かい、かつ、海洋とその関連産業分野における先端領域を切り拓く、意欲と能力を持つ学生を求めます。

2.受け入れる学生に求める学修成果
(1)専門的学識

博士前期課程における専門分野の学習に必要な海洋・水産・海事に関する基礎的な専門知識と実験・実習等で培われた研究の遂行に必要な技術の修得

(2)豊かな国際性と幅広い教養

異分野との協働や英語による情報発信などグローバルに活躍する人材に求められる幅広い教養と国際的・文化的素養

(3)自ら考え判断し表現する能力

社会的背景を踏まえ、解決すべき課題について論理的に思考し、問題解決に向けた適切なアプローチができる基礎的な能力

(4)現場で通用する実践力

自分の考えをわかりやすく他者に伝える表現力や、積極的に他者と交流するコミュニケーション能力と社会に対する責任感

3.入学者選抜での評価方法

入学者選抜に際しては、「求める学生像」にふさわしい学生を選抜するため、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜および外国人留学生特別推薦選抜を実施し、学生を選考します。

  • 一般選抜(口述試験または学力試験)
    口述試験では、口述試験結果、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。
    学力試験では、学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。
  • 社会人特別選抜
    学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。
  • 外国人留学生特別選抜
    学力試験成績、成績証明書、入学定員等を考慮して総合的に評価を行います。
  • 外国人留学生特別推薦選抜
    書類審査または口述試験により総合的に評価を行います。

博士後期課程

1.受け入れる学生に求める関心・意欲

大学院海洋科学技術研究科博士後期課程では、時代や社会に機動的に対応でき、地球規模での海洋に係わる諸課題の解決に創造的に立ち向かい、かつ、海洋とその関連産業分野における先端領域を切り拓く、意欲と能力を持つ学生を求めます。

2.受け入れる学生に求める学修成果
(1)専門的学識

自立した研究者として海洋・水産・海事における諸課題の解決に独創的に取り組むための高度に専門的な知識と研究手法の修得

(2)豊かな国際性と幅広い教養

異分野との協働や英語による情報発信などグローバルに活躍する人材に求められる幅広い教養と国際的・文化的素養

(3)自ら考え判断する能力

自身が行う研究について学術研究における倫理性と学術的意義を理解し、適切な研究計画を立案し遂行できる能力

(4)現場で通用する実践力

得られた研究成果を論理的に説明できる能力、並びに自身の行う研究と社会との関わりについて自覚し、異分野の研究者や国際的な交流を通して多様なアプローチを考案しながら問題解決に結びつける積極性

3.入学者選抜での評価方法

入学者選抜に際しては、「求める学生像」にふさわしい学生を選抜するため、一般選抜、進学者選考、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜および外国人留学生特別推薦選抜を実施し、学生を選考します。

  • 一般選抜
    学力検査、成績証明書等により総合的に評価を行う。
  • 進学者選考
    学力検査の結果をもとに総合的に評価を行う。
  • 社会人特別選抜
    学力検査、業績の評価、成績証明書等により総合的に評価を行う。
  • 外国人留学生特別選抜
    学力検査、成績証明書等により総合的に評価を行う。
  • 外国人留学生特別推薦選抜
    書類審査または口述試験により総合的に評価を行う。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

1.教育課程編成の方針

海洋科学技術研究科では、以下「2」に掲げる4つの資質・能⼒を⾝につけさせるために、専⾨的な講義科⽬、演習・実験・実習科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬などを体系的に編成します。

2.教育の内容及び教育の実施⽅法に関する⽅針

博⼠前期課程
(1)専⾨的学識
 所属専攻分野における専⾨的な講義科⽬、主体的な学修に重点をおいた演習・実験・実習科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬により幅広い専⾨的学識を⾝につけます。また、学部と⼤学院とを有機的に結びつける博⼠前期課程科⽬の先⾏履修制度を導⼊しています。
(2)豊かな国際性と幅広い教養
 英語授業による国際的な専⾨知識の習得と、英語による情報発信能⼒の向上を図ります。学際的知識を得るための研究科共通科⽬、専攻分野共通科⽬のほか、他専攻科⽬(他⼤学院科⽬を含む)の履修を推奨します。
(3)⾃ら考え判断し表現する能⼒
 国内外の様々な知識や情報に基づいて、⾃らの新規性の⾼い研究を達成するために、修⼠論⽂の作成と発表会の実施を義務づけます。また、研究者倫理に係る教育は⼊学後の早期受講を義務づけています。
(4)現場で通⽤する実践⼒
 ティーチング・アシスタント(TA)制度による学部学⽣の教育指導を通じて、即応性の⾼い対応能⼒を向上させます。

博⼠後期課程
(1)専⾨的学識
 所属専攻分野における⾼度に専⾨的な講義科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬を通じて⾼度な専⾨的学識を⾝につけます。
(2)豊かな国際性と幅広い教養
 学際的知識を得るための研究科共通科⽬、合同セミナーの履修を課します。また、英⽂論⽂の作成を推奨し、英語による情報発信能⼒の向上を図ります。
(3)⾃ら考え判断する能⼒
 国内外の様々な知識や情報に基づいて、⾃らの新規性の⾼い研究を達成するために、博⼠論⽂の作成と発表会の実施を義務づけます。また、⼤学院修了後のキャリア形成のための科⽬を開設し、国際社会、産業界等の社会への貢献⼒の向上を図ります。研究者倫理に係る教育は⼊学時の必修科⽬とします。
(4)現場で通⽤する実践⼒
 学内外での幅広い社会的経験を得るための各種インターンシップ、コースワークを提供し、社会における実践⼒を⾼めます。

3.学修成果の評価⽅法に関する⽅針

全ての科⽬において、試験、レポート、プレゼンテーション等で学修成果と到達⽬標の達成度を厳格に評価します。学位の授与に関しては、公正で厳格な学位論⽂の審査及び最終試験による認定が義務づけられます。

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

海洋科学技術研究科では、地域特有の問題のみならず、グローバル化する社会と気候変動等地球規模での諸課題を踏まえ、海洋に係わる諸課題の解決と⼈類・社会の発展に寄与する海洋の持つ可能性の究明を志向し、海洋分野における⾼度な専⾨知識と先端的技術を駆使して、異分野との協働による先端領域の開拓及び国際的に活躍できる豊かな教養と社会から科学技術への信頼を得られる倫理性を併せ持つ⼈材の養成を⽬指します。その⾝につけるべき資質・能⼒は以下のとおりです。

博⼠前期課程:
(1)専⾨的学識
 各研究分野における、研究課題の社会的背景、学術的意義、応⽤的価値を把握し、研究を適切に推進できる能⼒
(2)豊かな国際性と幅広い教養
 英語授業を通じた専⾨領域の英語による理解と説明能⼒、教育・学会・社会活動を通じた幅広いステークホルダーとの交流を通じた問題解決・研究能⼒
(3)⾃ら考え判断する能⼒
 研究成果を論理的に説明する能⼒、学術研究における倫理性、そしてそれらに基づく研究成果の発表能⼒
(4)現場で通⽤する実践⼒
 研究成果を社会において有効に活⽤する⽅策の考案能⼒と実践⼒


博⼠後期課程:
(1)専⾨的学識
 基礎科学と応⽤科学に関連する学際的・先端的で⾼度な専⾨知識
(2)豊かな国際性と幅広い教養
 学術的意義、新規性、独創性、応⽤的価値を有した国際レベルの研究を企画⽴案・遂⾏し、その成果を学術論⽂として主体的に作成できる能⼒
(3)⾃ら考え判断する能⼒
 他者の研究を適切に評価できる能⼒、研究の⾃律的推進能⼒、研究成果の論理的説明能⼒、学術研究における倫理性
(4)現場で通⽤する実践⼒
 研究成果を社会において有効に活⽤する⽅策の考案能⼒と実践⼒


修了認定・学位授与⽅針
 博⼠前期課程にあっては、所定の単位を修得し、各専攻で定める学位授与の要件を満たし、学位論⽂の審査及び最終試験において、⽬標とする能⼒を⾝につけたと認められた者に対して修了を認定し、修⼠(海洋科学または⼯学)の学位を授与します。
 博⼠後期課程にあっては、所定の単位を修得し、各専攻で定める学位授与の要件を満たし、各研究分野における学術的意義、新規性、独創性及び応⽤的価値の観点から評価される学位論⽂並びに専⾨知識、論理的説明能⼒のほか、学術論⽂・研究発表に必要な英語⼒を最終試験において評価し、学位の授与に相当する能⼒を有していることが認められた者に対して修了を認定し、博⼠(海洋科学または⼯学)の学位を授与します。さらに、海外の⼤学との協定にもとづき、所⽤の基準を満たした共同学位プログラム修了者については、協定締結⼤学からも学位が授与されます。

各専攻のポリシー

こちらをご確認ください。