東京海洋大学

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東京海洋大学についてAbout TUMSAT

学長挨拶

平成30年4月1日

竹内 俊郎 学長
竹内 俊郎 学長

 本学の前身である東京商船大学と東京水産大学は、それぞれ100年を超す歴史の中で、我が国の海洋利用を支える人材を育成してきましたが、200310月に統合して東京海洋大学となりました。統合以来、我が国が海洋立国として発展し、国際貢献の一翼を担っていくため、「海を知り、海を守り、海を利用する:Voices from the Ocean」をモットーに教育・研究を展開し、その使命を果たすべく努力してきました。このような基本的観点に立ち、本学は、研究者を含む高度専門職業人養成を核として、海洋に関する総合的教育研究を行い、海洋分野において国際的に活躍する産官学のリーダーを輩出するための卓越した教育の実現を目指しています。さらに、海洋に特化した大学であるという特色を活かし、環境、資源、エネルギーを中心に、これら3領域の複合部分と周辺領域を含めた幅広い分野を包括した海洋分野におけるグローバルな学術研究の強力な推進とその高度化に取組んでいます。
 
これまで、海洋科学部と海洋工学部、および大学院の海洋科学技術研究科の2学部1研究科体制でしたが、昨年4月より新たに海洋資源環境学部を開設し、3学部体制としました。この改組は「ビジョン2027-海洋の未来を拓くために」*1のもと、水産・海事・海洋利用の各分野の推進を目指したもので、海洋生命科学部、海洋工学部、そして海洋資源環境学部がそれぞれの任にあたります。この3学部である3本の矢をしっかりと束ねながら、広く海洋全般をめぐる諸問題に立ち向かってまいります。一方、大学院の博士前期課程では、学部から博士前期課程に至る6年一貫の教育プログラムが組み立てやすい専攻の編成に移行しました。また、博士後期課程では従来の2専攻を堅持し、水産、工学、および海洋を俯瞰する幅広い視野を持った人材を育成するとともに、相互に融合し、新たな分野を創生する研究が推進できる体制としています。
 
本学の教育・研究の取り組みとしては、1)キャリア形成の動機付けを高めるための学部及び大学院での講義{海外派遣キャリア演習(通称海外探検隊)、高度専門キャリア形成論など}の実施、2)グローバル化の一環として英語による講義の積極的導入やグローバル・リーダーシップ・イニシアティブ・プログラム(GLI)の推進、3)海外の大学とのダブルディグリーや共同学位プログラム*2の推進、4)より幅広い専門分野を提供するために学外の研究機関(水産研究・教育機構、海洋研究開発機構、海上・港湾・航空技術研究所)との連携大学院の実施、5)本学練習船(海鷹丸・神鷹丸)を用いた震災復興プロジェクト航海(福島沖)や国立極地研究所との南極共同調査、環境省の委託を受けたマイクロプラスチック実態調査、6)水圏科学フィールド教育研究センターを活用した国内機関との共同研究、7)大学院に設置された寄附講座(サラダサイエンス)の運用・実施などを行っています。
 
また、人材育成では、科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業として「水産海洋イノベーションコンソーシアム」を立ち上げ、研究マネジメント人材の養成を図るとともに、テニュアトラック制度に基づく若手研究者の育成、女性研究者支援などの事業を実施しています。さらに、国際交流・社会貢献では、昨年28ヶ国・地域、91機関と交流協定を結ぶとともに、29ヶ国232名の留学生を受入れ、105名の学生を海外に派遣しています。そして、社会への還元として、海洋関連産業界等との産学官金連携、公開講座や重要文化財明治丸を含めた「海の日」記念行事、国内外の諸地域{墨田区東向島、気仙沼市、タイ国(SEAFDEC)、コロンビア・セントルシア(JICA)など}との連携、などの活動を積極的に進めています。
 
このように本学は、海洋(河川・湖沼を含む水圏)に係る最先端の「科学」と「技術」(Marine Science and Technology) を学び、海洋に特化した専門性を身に付け、グローバルな視点で実践的に活躍できる人材を養成しています。                                    

1 平成27年度に現学長が策定したもので、第4期中期目標期間終了時(2027年度末)に向けて、学長のリーダーシップにより学内の資源を集中させた大学改革・体制強化を推進するビジョン。具体となる「ビジョン2027」のアクションプラン及びそのロードマップを現在展開中。

*2 通称オケアヌス(Oversea Quality-assured Education in Asian Nations for Ocean University Students ; OQEANOUS):「日中韓版エラスムス」を基礎とした海洋における国際協働教育プログラム。

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