東京海洋大学

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東京海洋大学についてAbout TUMSAT

学長挨拶

平成28年4月1日


竹内 俊郎 学長
竹内 俊郎 学長

東京海洋大学は2003年10月に東京商船大学と東京水産大学が統合した大学であり、今年で13年目となります。
旧東京商船大学の前身であります私立三菱商船学校は、1875年に三菱財閥を創業した岩崎弥太郎が設立したもので、
昨年で140周年を迎えました。一方、旧東京水産大学の前身は1888年に設立された大日本水産会水産伝習所であり、
こちらも長い歴史を有しています。東京海洋大学はこの2つのアカデミアの特徴ある伝統を継承するとともに、国内
唯一の海洋系大学として「海を知り、海を守り、海を利用する」を行動指針として教育研究を行い、我が国を海洋立国として発展させる中心的な拠点としての役割を果たすべく努力しています。

 本学は、大学改革を推進する原動力として、新たに「ビジョン2017」を掲げ、海洋の未来を拓くトップランナーとしての方向性を定めています。その一環として、2017年4月を目途として海洋資源エネルギー学科と海洋環境科学科を擁する
新学部「海洋資源環境学部」を開設します。新学部は、大気から海底までの総合的な海洋科学に関する理解を基に、海洋自然エネルギー・海底資源の利用、海洋環境の保全・修復等で、国際的に活躍できる高度な専門的人材の養成を図り、
海洋産業の創出や発展に貢献することを目指しています。これらの専門領域に対応した大学院の専攻も同時に整備開設します。新学部では、グローバルに通用する人材の育成を目指して外国人教員を積極的に採用する計画です。
さらに実務家教員に参画してもらうことで、産業界のニーズを踏まえた実践的な教育を充実させます。一方、現在海洋科学部は海洋生命科学部と名称を変更し、水産や食品のみならずバイオに関する教育・研究を推進し、経営・流通を含めた一貫した教育システムを構築します。海洋工学部は海事や舶用エンジン・動力・機械システム、ロジスティクスに加えて海洋の利用に関する多様な技術についても重点的に教育研究を行う体制に移行します。

 教育研究の取り組みの中で、特に重点的に実施していることとして、1)卒業後に向けたキャリア形成の動機付けを高めるための学部及び大学院での講義(海外派遣キャリア演習(通称海外探検隊)、高度専門キャリア形成論など)、2)グローバル化の一環としての英語による講義の積極的導入やグローバル・リーダーシップ・イニシアチブ・プログラム(GLI)、3)海洋環境・エネルギー専門職育成国際コース、高度海洋技術者専門コース等の設置、4)より幅広い専門分野を提供するために学外の研究機関(国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構など)との連携大学院の実施、5)寄附講座「サラダサイエンス寄附講座」の設置運用、6)大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所との南極共同調査、など多岐にわたっています。

 人材育成では、科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業として「水産海洋イノベーションコンソーシアム」を立ち上げ、研究マネジメント人材の養成を行うとともに、テニュアトラック制度に基づく若手研究者の育成、女性研究者支援などの事業を行っています。
国際交流・社会貢献では、34ヵ国・地域、102機関と交流協定を結ぶとともに、23ヵ国232名の留学生を受け入れ、67名の学生と482名の教職員を海外に派遣しています。さらに、海洋関連産業界等との産学連携、教育や研究の成果の社会への還元、公開講座や重要文化財明治丸を含めた「海の日」記念行事など、国内外の諸地域との連携により積極的な活動を推進しています。

 また、東日本大震災の復興支援として、本学の練習船(海鷹丸・神鷹丸)をはじめとした研究施設と教職員の知を結集した独自の復興プロジェクトに加え、他大学や他の研究機関、国や地方自治体(気仙沼市など)とも連携した取り組みを持続して実施してまいりました。

 このように本学は、海洋(河川・湖沼を含む水圏)に係る最先端の「科学」と「技術」(Marie Science and Technology)を学び、海洋に特化した専門性を身に付け、グローバルな視点で実践的に活躍できる人材を養成してまいります。

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