研究・社会連携研究施設・設備
CONTENTS関連コンテンツ
船舶・海洋オペレーションセンター
大学が所有する練習船(3 隻)、調査・研究船(1 隻)及び実習艇(1 隻)の安全かつ海洋環境に配慮した船舶の運航、並びに船舶を利用した実験・実習等の教育と研究の支援を行うために、1)センターの運営に関すること、2)練習船等の運航及び安全管理に関すること、3)練習船等を利活用した実験・実習等の教育及び研究の支援に関すること、4)練習船等における観測の支援、観測技術の高度化への対応及び観測データの管理に関すること、5)練習船等の建造に関すること、6)練習船の安全で効率的な利用を推進するために取得した、品質管理に関する国際規格(ISO9001)認証の維持及び改善等に関することを担っています。
船舶・海洋オペレーションセンター
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
TEL 運航部門 03-5463-0507
観測部門 03-5463-0595
調査研究等での乗船について
「実習利⽤以外で練習船等へ乗船する場合は、「練習船研究利⽤等願」の提出が必要です。申請ができるのは学内教職員のみです。「練習船研究利⽤等願」に学外者を含む場合は、「乗船申請書・誓約書」の提出が必要です。書類の提出期限は出港2週間前です。
練習船研究利用等願
乗船申請書・誓約書
実験航海乗船申込書(汐路丸)
許認可等の手続きについて
許認可申請が必要な乗船の場合はこちらも確認してください。
取材を伴う乗船について
事前に、広報室へ取材申込書の提出が必要となります。乗船手続きの際は、許可書(写)の提出をお願いします。
お問合せ
船舶・海洋オペレーションセンター 運航部門
TEL 03-5463-0590(事務手続)
東京海洋大学共同利用機器の外部貸し出しについて
東京海洋大学では、以下の機器を貸出すことが可能です。機器の利用を希望する場合、共同利用機器貸出受付(研究推進課)まで連絡をお願い致します。
貸出しまでの手順
- 共同利用機器貸出受付(研究推進課)に希望する旨を連絡して下さい。(別途申請書をご提出頂きます。)
- 機器運用責任者との打合せ(利用の可否、利用にあたっての日時等を事前確認)をお願いします。
- 本学関係者の立会いのもと、機器を利用下さい。(委託利用の場合を除く。)
- 利用実績に基づいて請求書を送付しますので、利用料金の支払いをお願いします。
連絡先
東京海洋大学 共同利用機器貸出受付(研究推進課)
TEL:03-5463-4197 FAX:03-5463-0359
E-Mail:open-facility@m.kaiyodai.ac.jp
受付時間 平日10:00-17:00
関連規則
放射性同位元素管理センター
本学の放射性同位元素等に関する専門的業務を行い、教育及び研究等の用に供するとともに、本学における放射性同位元素等の放射線管理の中心的な役割を担い、教育及び研究の進展に寄与することを目的としています。
利用案内
放射線業務従事者登録放射線業務に従事する場合は、放射線業務従事者として登録の必要があります。登録には、
・教育訓練の受講
・特殊健康診断の受診
が必要です。
教育訓練および特殊健康診断の実施時期、申込み方法等については放射性同位元素管理センターまでお問い合わせください。
放射性同位元素等を使用した実験を開始する際に、「放射性同位元素等取り扱い登録申請書」の提出をお願いしています。
申請書様式はこちら
個人被ばく線量計管理区域内立入り者に対し、放射性同位元素等規制法で被ばく線量の測定が義務付けられています。当センターでは外部被ばく測定用の線量計として、ガラスバッジの装着をお願いしています。
入退カードセンターへの入退、管理区域への入退には専用の入退カードを用いて行い、入退者名、入退時刻等を記録しています。発行は管理室で受け付けています。
設備案内
研究設備
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ゲルマニウム半導体検出器
試料からのγ線を測定します。
同軸型検出器3台、井戸型検出器1台があります。 -
NaIシンチレーション式ガンマカウンタ―
井戸型NaIを検出器とするγ線測定器です。 -
液体シンチレーションカウンター
低バックグラウンド型で、主にβ線を計測する装置です。 -
低バックグラウンド型α/β計測装置
2πガスフロータイプのα線、β線計測装置です。 -
スキャナータイプ画像析装置
イメージングプレートに蓄積した放射線エネルギーをもとに、
放射線源の位置を可視化する装置です。
放射線管理設備
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各種サーベイメーター
GM管式サーベイメーター
シンチレーション式サーベイメーター
トリチウムサーベイメーター 等を所有しています。 -
排気設備
管理区域の給排気はオールフレッシュ方式です。排気は全てプレフィルター、HEPAフィルターの2種のフィルターを通し、常に排気中の放射能をモニタで計測して安全を確認しています。 -
排水設備
管理区域から出される排水は全ていったん排水槽に貯留し、排水中の放射能をモニタで計測して法定限度以下あることを確認してから排水しています。
研究紹介
2024年
- 三浦輝 (2024): 福島第一原発事故で放出されたセシウム含有微粒子の評価とその地理的分布に関する研究. 博士学位論文, 東京大学.
2023年
- 松下芳之(2023):カレイ目魚類の淡水進出とDHA合成能:DHA合成酵素の機能的可塑性が導くもの. 第23回マリンバイオテクノロジー学会シンポジウム「水圏生物における多価不飽和脂肪酸生合成研究の新たな展開」, 石川.
2022年
- Ishii, Y.,* Miura, H.,*(*Co-first authors) Jo, J., Tsuji, H., Hayashi, S., Saito, R., Koarai, K., Nishikori, T., Wada, T., Teramoto, W., Sohtome, T., Namba, K., Takahashi, Y. (2022): Radiocesium-bearing microparticles cause a large variation in 137Cs activity concentration in the aquatic insect, Stenopsyche marmorata (Tricoptera: Stenopsychidae), in the Ota-river, Fukushima, Japan, PLoS ONE, 17(5): e0268629.
2021年
- 松下芳之(2021): カレイ目アキルス科魚類の淡水進出における栄養学的適応機構の解明:脂肪酸代謝酵素系の多様化によるDHA合成能獲得への収斂進化. 博士学位論文, 東京海洋大学.
- 三浦輝・栗原雄一・高橋嘉夫 (2021): 福島第一原子力発電所事故により放出された不溶性セシウム粒子の環境動態 ―河川から海洋への移行とその影響―, 地球化学, 55, 122-131.
- Miura, H., Ishimaru, T., Ito, Y., Kurihara, Y., Otosaka, O., Sakaguchi, A., Misumi, K., Tsumune, D., Kubo, A., Higaki, S., Kanda, J., Takahashi, Y. (2021): First isolation and analysis of caesium-bearing microparticles from marine samples in the Pacific coastal area near Fukushima Prefecture, Sci. Rep., 11, 5664.
2020年
- Kubo, A., Tanabe, K., Ito, Y., Ishimaru, T., Otsuki, M., Arakawa, H., Watanabe, W.Y., Miura, H., Tsumune, D., Kanda, J. (2020): Changes in radioactive cesium concentrations from 2011 to 2017 in Fukushima coastal sediments and relative contributions of radioactive cesium-bearing microparticles. Mar. Pollut. Bull., 161, 111769.
- Matsushita, Y., Miyoshi, K., Kabeya, N., Sanada, S., Yazawa, R., Haga, Y., Satoh, S., Yamamoto, Y., Strüssmann, C. A., Luckenbach, J. A., Yoshizaki, G. (2020): Flatfishes colonised freshwater environments by acquisition of various DHA biosynthetic pathways. Commun. Biol., 3, 516.
2019年
- Ishimaru, T., Tateda, Y., Tsumune, D., Aoyama, M., Hamajima, Y., Kasamatsu, N., Yamada, M., Yoshimura, T., Mizuno, T., Kanda, J. (2019): Mechanism of radiocesium depuration in Sebastes cheni derived by simulation analysis of measured 137Cs concentrations off southern Fukushima 2014-2016.
J. Environ. Radioact., 203, 200-209. - Kubo, A., Tanabe, K., Ito, Y., Ishimaru, T., Arakawa, H., Kanda, J. (2019): Spatial variation in sedimentary radioactive cesium concentrations in Tokyo Bay following the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident. Chemosphere, 235, 550-555.
2018年
- Kubo, A., Tanabe, K., Suzuki, G., Ito, Y., Ishimaru, T., Kasamatsu-Takasawa, N., Tsumune, D., Mizuno, T., Watanabe, W. Y., Arakawa, H., Kanda. J. (2018): Radioactive cesium concentrations in coastal suspended matter after the Fukushima nuclear accident. Mar. Pollut. Bull., 131, 341-346.
- 田辺魁 (2018): 福島県沖堆積物における高セシウム粒子の解析. 修士学位論文, 東京海洋大学.
- 加藤遥 (2018): 天然放射性リンを用いた西部北太平洋亜熱帯域のリン循環解析. 修士学位論文, 東京海洋大学.
- 石丸隆・伊藤友加里・神田穣太 (2018): 沿岸生態系の放射能汚染. 日本水産学会誌, 84, 1108.
- 松下芳之・眞田修和・壁谷尚樹・芳賀穣・佐藤秀一・矢澤良輔・吉崎悟朗 (2018): カレイ目魚類の淡水進出とDHA合成能:アキルス科海産種のDHA合成経路. 平成30年度日本水産学会春季大会,226, 東京.
- 松下芳之・眞田修和・壁谷尚樹・芳賀穣・佐藤秀一・矢澤良輔・吉崎悟朗 (2018): カレイ目魚類の淡水進出とDHA合成能:アキルス科淡水種におけるDHA合成経路の多様な補完様式. 平成30年度日本水産学会春季大会,227, 東京.
- Matsushita, Y., Sanada, S., Kabeya, N., Haga, Y., Satoh, S., Yazawa, R., Yoshizaki, G. (2018): Creeping up to freshwater: complementation of the DHA biosynthetic pathway in the linage of freshwater sole (Pleuronectiformes: Achiridae). 18th International Symposium on Fish Nutrition and Feeding, 0359, Las Palmas de Gran Canaria.
- 三浦輝 (2018): 福島原発事故由来の放射性セシウムの放出および移行過程:放射性セシウム含有微粒子の特徴と河川における固液分配. 修士学位論文, 東京大学.
2017年
- 貫井郁 (2017): 海産珪藻による放射性セシウムの取り込み. 修士学位論文, 東京海洋大学.
- 松下芳之 (2017): カレイ目アキルス科魚類の淡水進出と脂肪酸代謝能の適応:南米淡水カレイHypoclinemus mentalisのDHA合成経路の解明. 修士学位論文, 東京海洋大学.
- 松下芳之・眞田修和・壁谷尚樹・芳賀穣・佐藤秀一・矢澤良輔・吉崎悟朗 (2017): パプアニューギニア産ササウシノシタ科淡水カレイはα-リノレン酸からDHAを合成できる. 平成29年度日本水産学会春季大会, 543, 東京.
- 松下芳之・眞田修和・壁谷尚樹・芳賀穣・佐藤秀一・矢澤良輔・吉崎悟朗 (2017): カレイ目魚類の淡水進出とDHA合成能:不飽和化酵素遺伝子の重複と新機能獲得. 平成28年度日本水産学会春季大会, 609, 東京.
2016年
- 鈴木元太 (2016): 福島県沖における懸濁物中の放射性セシウム. 修士学位論文, 東京海洋大学.
2015年
- 長沼翔 (2015): 福島県沖堆積物における137Cs分布と堆積物性状にもとづく解析. 修士学位論文, 東京海洋大学.
沿革
昭和32年12月 |
東京水産大学 放射性同位元素利用施設の創設 |
昭和42年4月 | 照射装置を改造し、トレーサー実験室を新設 |
昭和43年3月 | 「放射性同位元素実験室」の完成 |
昭和45年3月 | 使用数量の増量 |
昭和47年3月 | 「放射性同位元素利用施設」に改称 |
昭和62年3月 | 建屋内外を改装し、外観を更新 |
平成7年12月 | 排水設備、排気設備の改修 |
平成10年4月 | コバルト60ガンマ線照射装置の廃止 |
平成13年3月 | 放射線障害防止法(当時)の改正に伴う使用核種の減少 |
平成15年10月 |
東京水産大学と東京商船大学が統合し、東京海洋大学が発足 |
平成29年4月 |
海洋科学部(当時)付属施設であった「放射性同位元素利用施設」を、学内共同利用施設へと組織改編 |
令和5年9月~令和6年3月 |
放射性有機廃液焼却炉の廃止を含む使用・貯蔵・廃棄施設の全面改修工事の実施 |
連絡先
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
東京海洋大学品川キャンパス 放射性同位元素管理センター
ri-kanri(at)o.kaiyodai.ac.jp
※(at)を@に変換してください。