国立大学法人 東京海洋大学

大学院海洋科学技術研究科

応⽤環境システム学専攻ポリシー

アドミッションポリシー

1.受け入れる学生に求める関心・意欲

海を知り、守り、利用する観点から、海洋環境の調査や保全・修復のテクノロジー、海上輸送と港湾における物流、エネルギーの高効率利用に関わる先進の科学技術について、多面的思考を以って取り組むことによって問題解決に至る能力を有する学生を求めます。

2.受け入れる学生に求める学修成果

(1)専門的学識
 自立した研究者として応用環境システム学領域における諸課題の解決に独創的に取り組むための高度に専門的な知識と研究手法の修得

(2)豊かな国際性と幅広い教養
 異分野との協働や英語による情報発信などグローバルに活躍する人材に求められる応用環境システム学領域に関する幅広い教養と国際的・文化的素養

(3)自ら考え判断し表現する能力
 社会的背景を踏まえ、応用環境システム学領域に関する解決すべき課題について論理的に思考し、問題解決に向けた適切なアプローチができる基礎的な能力

(4)現場で通用する実践力
 応用環境システム学領域に関する自分の考えをわかりやすく他者に伝える表現力や、積極的に他者と交流するコミュニケーション能力と社会に対する責任感

3.入学者選抜での評価方法

入学者選抜に際しては、「求める学生像」にふさわしい学生を選抜するため、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜および外国人留学生特別推薦選抜を実施し、学生を選考します。

  • 一般選抜(口述試験または学力試験)

    学力検査、成績証明書により総合的に評価を行う。

  • 進学者選考

    学力検査の結果をもとに総合的に評価を行う。
  • 社会人特別選抜

    学力試験成績、業績評価、成績証明書等を考慮して総合的に評価を行う。

  • 外国人留学生特別選抜

    学力検査、成績証明書等により総合的に評価を行う。

  • 外国人留学生特別推薦選抜

    書類審査または口述試験により総合的に評価を行う。

カリキュラムポリシー

1.教育課程を編成するための⽅針

応⽤環境システム学専攻では、以下「2」に掲げる4つの素養と能⼒を⾝につけさせるために、専⾨的な講義科⽬、演習・実験・実習科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬などを体系的に編成します。

2.教育の内容及び教育の実施⽅法に関する⽅針

(1)専⾨的学識
 応⽤環境システム学に関連する講義科⽬及び学位論⽂研究に係る科⽬を通じて⾼度な専⾨的学識を総合的・学際的に修得させます。

(2)豊かな国際性と幅広い教養
 海洋環境、海洋の利⽤と保全に関した学理と技術に関連する学際的知識を得るための研究科共通科⽬、合同セミナーの履修を課します。また、英⽂論⽂の作成を推奨し、英語による情報発信能⼒の向上を図ります。

(3)⾃ら考え判断する能⼒
 国内外の様々な知識や情報に基づいて、⾃らの新規性の⾼い研究を達成するために、博⼠論⽂中間発表会実施を義務化します。そして、その評価結果を元に研究内容を調整した博⼠論⽂の作成と発表会を実施します。また、⼤学院修了後のキャリア形成のための科⽬を開設し、国際社会、産業界等の社会への貢献⼒の向上を図ります。研究者倫理に係る教育は⼊学後の早期受講を義務づけています。

(4)現場で通⽤する実践⼒
 学内外での幅広い社会的経験を得るための各種インターンシップ、コースワークを提供し、社会における実践⼒を⾼めます。

3.学修成果の評価⽅法に関する⽅針

全ての科⽬において、試験、レポート、プレゼンテーション等で学修成果と到達⽬標の達成度を厳格に評価します。学位の授与に関しては、公正で厳格な学位
論⽂の審査及び最終試験による認定が義務づけられます。

ディプロマポリシー

応⽤環境システム学専攻では、海洋環境の解明・利⽤・保全に関した学理と技術に関連する学際領域の開拓と教育研究を⾏い、海流の変動機構・物質拡散の計測と予測、資源探査技術の創出、海洋⽣物と環境の関わり、安全効率的な海上交通輸送システムの構築、先端推⼒システムの開発、海洋管理政策提⾔等を対象とし、海と⼈間の共⽣の観点から総合的能⼒を持ち、指導的な⽴場に⽴てる⼈材の養成を⽬指します。学⽣が⾝につけるべき素養と能⼒は以下のとおりです。

(1)専⾨的学識
 応⽤環境システム学の基礎科学と応⽤科学に関連する学際的・先端的で⾼度な専⾨知識

(2)豊かな国際性と幅広い教養
 応⽤環境システム学の各研究分野における学術的意義、新規性、独創性、応⽤的価値を有した国際レベルの研究を企画⽴案・遂⾏し、その成果を学術論⽂として主体的に作成できる能⼒

(3)⾃ら考え判断する能⼒
 他者の研究を適切に評価できる能⼒、研究の⾃律的推進能⼒、研究成果の論理的説明能⼒、学術研究における倫理性

(4)現場で通⽤する実践⼒
 研究成果を社会において有効に活⽤する⽅策の考案能⼒と実践⼒

修了認定・学位授与⽅針

所定の単位を修得し、上記に掲げる能⼒、素養を有するとともに、学位論⽂の審査並びに最終試験において、各研究分野における学術的意義、新規性、独創性
及び応⽤的価値を有していることが認められた者に対して修了を認定し、修⼠(海洋科学または⼯学)の学位を授与します。

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