国立大学法人 東京海洋大学

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海外探検隊EASTプログラム2022を実施-ブラパ大学(タイ)来日-

国際交流・留学

2022年11月28日から12月3日まで、JSTさくらサイエンス事業の支援を受けてタイのブラパ大学の学生10名とタイ教員1名を招へいし、海外探検隊EASTプログラム2022を実施しました。同プログラムのテーマは以下の通りです。

持続可能な水産業を実現するガバナンスとアントレプレナーシップを探る
-Governance and Entrepreneurship for Sustainable Fisheries-

プログラムの概略:

 日本で唯一二つの海と接する漁業の町、八雲町はホタテ貝養殖で全国的に有名である。一方、地球温暖化の影響で漁獲量の減少や海上養殖への深刻な影響が起きている。このため、環境変化の影響を受けにくい陸上養殖や水産の新規事業に取り組んでいる。本プログラムでは、水産技術の発展や漁業再生に向けた行政のガバナンスや地元企業のアントレプレナーシップについて、八雲町の取り組みを学ぶ。

 ブラパ大学の学生たちは、本学で大学紹介を受け学内を見学したのち、翌日、北海道二海郡八雲町で水産業や漁業の現状を学び、各種種苗生産施設を視察しました。この研修結果を東京に戻って本学でプレゼンしたのち、文京学院大学女子高等学校でも発表会を行いました。

 これらの活動は、ブラパ大学及び本学の学生が交流を深める良い機会となったとともに、ブラパ大学で水産を学ぶ学生と、交流した本学学生にとって自国の社会が向き合う同様な課題を考える大きなヒントとなりました。

 訪問先の写真をいくつか紹介します。

画像1-八雲町役場にて.png
八雲町役場にて水産業や漁業の現状を学ぶ

画像2-熊石アワビ種苗生産施設.png
熊石アワビ種苗生産施設/ナマコ種苗生産施設を訪問

画像3-熊石海洋深層水.png
熊石海洋深層水交流施設を訪問

画像4-北海道二海郡八雲町で.png
北海道二海郡八雲町で積雪、タイ学生にとって積雪は初体験

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