令和5年9月6日、上海海洋大学長のワン ロン（Wan Rong）学長、Wang Xi Chang大学院執行院長、Zhong Junsheng水産と生命学院教授、Yang Jinlong国際交流処長、Zhao Lingmei外国語学院講師が本学を訪問しました。

　井関俊夫学長、舞田正志教育・国際担当理事・副学長、呉海云准教授が一行を迎え、会談を行いました。冒頭、井関学長は、本学の前身である東京水産大学で平成14年に博士号を取得したワン学長が令和3年に上海海洋大学長に就任したことに触れ、本学の卒業生の活躍に祝辞を述べました。また、コロナ禍で停止していた実渡航を伴う交流が再開し、ワン学長が本学を訪問してくれたことに対し喜びを伝えました。その後の会談では、これまでの両大学間の活発な交流を再確認するとともに、本学で実施している令和5年度ミッション実現戦略推進事業「新領域・中核研究創成事業」や、平成18年度より毎年実施している両大学の合同研究シンポジウムの今年の実施予定等について情報共有されました。
午後には、本学に留学している上海海洋大学出身学生11名との懇談会、また、本学で実施されている海洋産業AIプロフェッショナル育成卓越大学院プログラム担当の木野亨特任准教授らと、AIを取り入れた海洋分野における両大学間の今後の更なる協力の可能性について意見交換をしました。
    
　本学は、上海海洋大学と平成9年に国際交流協定及び学生交流の覚書を締結して以来、20年以上にわたり活発な交流を進めてまいりました。平成24年からは本学の博士前期課程「海洋環境・エネルギー専門職育成国際コース」、平成28年から日中韓海洋系3大学による「オケアヌスプログラム」、そして令和3年からは、ASEAN諸国の4大学を加えた「オケアヌスプラスプログラム」を上海海洋大学と実施しており、ダブルディグリープログラムを中心に活発な学生相互派遣を実現しています。

会談の様子

会談後の集合写真

記念品交換

学生との集合写真

木野特任准教授との意見交換の様子