国立大学法人 東京海洋大学

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東京海洋大学・国際協力機構 合同シンポジウムを開催しました

国際交流・留学

 令和4年12月20日、本学は国際協力機構(JICA)と合同シンポジウム「ブルーエコノミー推進に向けた人材育成」をタイ・バンコクにて開催しました。

 この合同シンポジウムは、日本唯一の海洋系大学として海洋分野をリードする人材を輩出し続けてきた東京海洋大学と、水産や海洋保全等の国際協力事業を牽引しているJICAが、ブルーエコノミーに関心を持つ研究者や学生など幅広い層に向けて、両機関が実施する様々な人材育成プログラムを紹介することを目的として開催したものです。
 本学にとっては、およそ3年ぶりに国外で開催するシンポジウムとなりましたが、タイ以外の国・地域からの参加を積極的に募るため、会場参加に加えオンラインを併用したハイブリッド方式で開催し、結果、会場参加・オンライン参加併せてタイ国内外から130名以上の方にご参加いただきました。  冒頭、今回はオンライン参加となった井関俊夫学長と鈴木和哉JICAタイ事務所長による開会の挨拶があり、引き続き両機関より各々の人材育成方針やその方針を具現化する各種取組等の紹介があった後、4名のパネリスト(本学廣野育夫教授、佐野元彦教授、九州大学磯辺篤彦教授、韓国海洋大学校 HUH Cheol教授)によるパネルディスカッションが行われました。パネリストは、各自が推進している人材育成プロジェクトについて紹介を行った後、コロナ禍が世界に与えた経済面及び環境面への影響も踏まえつつ、ブルーエコノミーの推進のために求められる取り組みや課題の解決方法について活発な意見交換を行いました。

 最後に、舞田正志理事・副学長(教育・国際担当)より、現地開催とオンライン両方の長所を活かした交流及び情報発信の場の重要性と今後の継続的な開催に向けた意欲を述べ、盛会のうちに幕を閉じました。
 このたびのシンポジウム開催には、タイ政府水産局及び在タイ日本国大使館の両国政府による多大な協力もあり、本学関係者、現地参加者の双方にとって新たなネットワーク構築の貴重な機会となりました。今後も、より多くの方に興味をお持ちいただけるよう、工夫を凝らした情報発信及び交流の場を国内外で提供してまいります。

 

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井関学長による開会挨拶

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鈴木JICAタイ事務所長

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登壇者集合写真

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会場の様子

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