ニュース
海外漁業協力財団(OFCF)の事業により外国人研修生を受入れました
この度、公益財団法人海外漁業協力財団(OFCF)から本学が受託した研修事業「水産指導者養成(資源管理)コース 漁業管理グループ」により、アフリカのケニア共和国及びコートジボワール共和国、ASEANのフィリピン共和国、並びに太平洋島嶼国のキリバス共和国から各1名、計4名の外国人研修生を受け入れました。
本研修は、日本と漁業関係のある国から、将来水産行政において指導的役割を担うことが期待される行政官等を対象として、水産資源・流通・経済など各分野において、大学院修士課程レベルの水産専門講義、演習、実習及び個別課題研究を行うもので、本学では2018年からこの研修に協力して研修生の受入れを行っています。
約1ヵ月の研修期間中、研修生は品川キャンパスにおいて演習や課題研究に取り組んだ他、山形において定置網漁業の体験や栽培漁業センター等の視察、また、千葉において水産加工業者や漁業協同組合等の視察といった地域研修も行いました。
11月19日に行われた閉講式では、各研修生からは指導教員や関係者への謝辞とともに、本研修で培った知識や経験を本国における資源管理や水産業発展に活かしていきたいとの抱負が述べられました。舞田国際担当理事からは祝辞の中で、本研修で得られたものは専門知識だけでなく、研修生同士のつながり、また、本研修に関わった人達と築かれた交友関係も貴重な財産であり、今後もぜひ大切に維持していただきたいとの発言がありました。
資源管理や漁業管理の担い手の育成は、本学が推進しているSDG14「海洋・海洋資源の保全と持続可能な利用」を始めとするSDGsの達成にも寄与する活動であり、本学では今後もこのような人材育成事業に協力してまいります。
【本学における研修実施期間】
2024年10月21日~11月19日
【受入担当教員】
鈴木 直樹 教授(海洋環境科学部門)
【実施協力研究者】
有元 貴文 名誉教授
馬場 治 名誉教授
品川キャンパスでの様子 |
地域研修の様子(山形) |
地域研修の様子(千葉) |
舞田理事(国際担当)による修了証書授与 |
閉講式