令和5（2023）年8月3日、ベトナムのカントー大学において本学との国際交流協定等の調印式が実施されました。本年は日ベトナム外交関係樹立50周年の記念の年にあたり、本調印式は同記念事業の一つとして日本政府より認定され、当日は、国際協力機構（JICA）ベトナム事務所の久保良友次長の立会いの下、井関学長とHa Thanh Toan学長は国際交流協定書及び学生交流に関する覚書にサインしました。

　本学とカントー大学は、平成24（2012）年に国際交流協定を締結して以来、「JICAカントー大学強化附帯プロジェクト」を中心として、留学生の受入れ、海洋生物資源学分野や食品生産科学分野の教員派遣等を通じて、人材育成及び研究・教育能力強化への支援事業に協力してきました。
　令和4（2022）年からは、JICA事業のフェーズⅡとして、新たに「気候変動下のメコンデルタ地域における持続可能な発展に向けた産官学連携強化プロジェクト」が開始され、本学の学長特別補佐の田中祐志名誉教授が、チーフアドバイザーとして、カントー大学に常駐しています。調印式には、田中学長特別補佐も同席しました。
　その他、同調印式には、本学より舞田正志理事・副学長（教育・国際担当）、大迫一史教授、カントー大学よりTran Ngoc Hai 副学長、Tran Trung Tinh副学長、Vu Ngoc Ut 水産養殖学部長、Le Van Vang農学部長等が出席しました。

　調印式後は、今後の両大学の国際交流促進のため、各大学の研究活動について情報交換及び意見交換が行われました。また、カントー大学内にJICAにより2022年に竣工した大規模な研究施設や日本企業の実験室等の視察を行いました。

国際交流協定等の調印式1
（前列：左から井関学長、Toan学長
　後列：左から田中学長特別補佐、JICA久保次長、舞田理事、Tinh副学長、Hai副学長）

国際交流協定等の調印式2

国際交流協定等の調印式3

両大学の意見交換の様子1

両大学の意見交換の様子2

JICA施設見学にてカントー大学の学生と井関学長、舞田理事、田中学長特別補佐