国立大学法人 東京海洋大学

品川・越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科

大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

【受賞・表彰】中村碧さん(修士1年)らが、環境資源工学会において優秀ポスター賞を受賞しました。

大学院海洋科学技術研究科 企業・研究者の方 在学生の方

環境資源工学会は選別・分離・精製とその関連プロセスに関する工学を対象とし、環境・資源・エネルギーをキーワードに80年近くの活動歴を有する学会です。2025618日に北海道大学・札幌キャンパスで第143回学術講演会「-資源と情報/バイオテクノロジー-」が開催され、その中で学生ポスターセッションが実施されました。そのうち4件が優秀ポスター賞として表彰され、見事、中村碧さんらが選ばれました。

【受賞者】
中村碧(大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程1年 海洋資源環境学専攻
伊藤裕基(大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程1年 海洋資源環境学専攻
加藤聖也(大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程2年 海洋資源環境学専攻
牧田寛子(学術研究院 海洋環境科学部門)
淵田茂司(学術研究院 海洋資源エネルギー学部門)

【受賞研究のタイトル】
伊達鉱山酸性坑廃水処理における水質の季節変化の影響および溶存鉄の選択的除去方法の検討

【受賞研究の内容】
 国内に存在する休廃止鉱山では今もなお高濃度の重金属を含む坑廃水が発生しており、その処理に多額のコストを費やしている。今回、伊達鉱山(北海道)を対象に、坑廃水中に含まれる鉄濃度とその存在形態の季節変化を調べ、坑廃水の中和処理における各元素の沈殿挙動への影響を調べた。また、坑廃水に酸素を供給する曝気処理を適用し、鉄酸化細菌の活性により中和剤を使用せずに溶存鉄を除去できることを明らかとした。

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中村碧さん

<関連リンク>
環境資源工学会

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