国立大学法人 東京海洋大学

品川・越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科

大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

【受賞・表彰】黄詩翔さん(博士2年)が、2026年日本プランクトン学会において優秀学生発表賞を受賞しました。

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2026年9月4日~7日に長崎県長崎市の長崎大学で開催された、2026年日本プランクトン学会において、本学大学院生の黄詩翔さんが優秀学生発表賞を受賞しました。

【受賞者】
黄 詩翔(大学院海洋科学技術研究科 博士後期課程 応用環境システム学専攻 2年)

【受賞研究のタイトル】

有鐘繊毛虫 Helicostomella sp. におけるロリカ更新サイクルの観察
ロリカ放棄・再生および二分裂の証拠

【受賞研究の内容】
 有鐘繊毛虫(Tintinnida)は海洋微小動物プランクトンの主要な構成群であり、微生物食物網において 重要な役割を担っています。有鐘繊毛虫が形成するロリカ(殻)は、捕食防御や遊泳、細胞保護に関与する特 徴的な構造です。野外試料で観察される空ロリカは、これまで主に細胞死後に残された構造として解釈され、その沈降過程や粒子輸送への寄与が注目されてきました。一方、Helicostomella属の1種では、短期間の培養により長型ロリカを形成する個体が短型ロリカへ移行することが近年報告されましたが、これら二つの形態は従来、異なる種として分類されていました。このことから、ロリカの形態は生活史の過程で変化する可能性が示唆されています。ただし、有鐘繊毛虫は、これまでに単離培養された種が少なく、ロリカ形成後の維持や更 新過程については未解明な点が多くあります。そこで、本研究では、東京湾から有鐘繊毛虫の単離培養を試み、得られたHelicostomella sp.を対象として、ロリカ放棄・再生および細胞分裂過程を詳細に観察し、ロリカ更新機構について検討しました。

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黄さん(写真左)

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<関連リンク>
日本プランクトン学会

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