国立大学法人 東京海洋大学

品川・越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科

大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

【受賞・表彰】塩野隼人さん(博士2年)が、Pacific PNT2026においてBest Student Paperを受賞しました。

大学院海洋科学技術研究科 企業・研究者の方 在学生の方

2026413日から16日(現地時間)にホノルル(米国・ハワイ州)で開催された、ION Pacific PNT2026において、本学大学院学生の塩野隼人さんがBest Student Paperを受賞しました。

【受賞者】
塩野隼人(大学院海洋科学技術研究科 博士後期課程2年 応用環境システム学専攻)

【受賞研究のタイトル】
Stealth Spoofing of the CSSR Open Standard: A First Demonstration with QZSS CLAS

【受賞研究の内容】
「高精度な位置情報サービス」は自動運転やドローン、金融システムなど、社会を支える重要インフラとしての活用が急速に広がっています。
一方で、位置情報を意図的に狂わせる「スプーフィング(なりすまし)」というサイバー攻撃のリスクも無視できなくなっています。本研究では、従来の検知システムをすり抜け、わずかな誤差を徐々に積み重ねることで位置をずらす「ステルス型攻撃」に着目しました。
日本の準天頂衛星システム(みちびき)が提供する高精度サービス(CLAS)を対象に検証を行い、自然な信号の変動に見せかけて、利用者に気づかれずに誤った位置情報を与えられる可能性を明らかにしました。
本成果は、私たちが依存する位置情報サービスに潜む脆弱性を特定したものであり、将来の自動運転車やドローンがより安全に運用されるための技術開発において、重要な指針を示すものです。

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塩野さん(写真右)
©ION 2026

Photo2_Shiono_PacificPNT2026.jpg

関連リンク>
The Institute of Navigation(米国航法学会HP
情報通信工学研究室 | 東京海洋大学 海洋工学部 海事システム工学科 GPS/GNSS研究室(研究室HP

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