国立大学法人 東京海洋大学

海洋資源環境学部海洋資源エネルギー学科

環境保全を前提とした海洋・海底(エネルギー資源を含む)の探査・利用・開発方法について、基礎科学および海洋工学などの視点から総合的に学び、実践的に活躍できる人材を育成する学科です。本学科の授業例や特徴的な研究・講義、学科のアドミッションポリシー(入学者受入れの方針)等に関する情報はこちらのページをご覧ください。

MOVIE紹介Movie

海洋資源エネルギー学科のご紹介

ABOUT海洋資源エネルギー学科について

海洋資源エネルギー学科(2つの体系)

未開拓の資源・エネルギーが眠る海洋について広く学び、さらに基礎的な工学の知識を基盤として、以下の2つの科目群から選択し、体系的かつ専門的に学びます。

専門科目では、海洋・海底の資源、エネルギー等について基礎を幅広く学び、再生可能エネルギーや海底資源の探査・利用に関する「海洋開発学」、または海上・海中・海底での活動を支える「応用海洋工学」という2つの学問分野(専門科目群)のどちらかを重点的に学ぶとともに専門的な技術を習得します。

海洋開発学

海洋自然エネルギーや海底資源開発に関連する科学技術を中心とした学問領域

海洋開発学

応用海洋工学

海上・海中・海底における諸活動を支える海洋工学を中心とした学問領域

応用海洋工学

CLASS4年間で学ぶ授業例

INTRODUCTION研究・講義紹介

海洋資源エネルギー学実習Ⅱ
3年生を対象とした実習で、2016年に竣工した神鷹丸に乗船し、二次元地震探査・採泥・採水・海洋プラスチックごみ採取など海域調査技術の基礎を体験・習得できます。

POLICYポリシー

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

1.目指すべき人材像(個性、特色、魅力)

海洋の資源やエネルギーの様々な利用技術に関心を持ち、これらに係る諸課題について、幅広く習得した知識と技術を基盤として、自ら考え、解決するための知識と技術を有する高度専門職業人の養成を目指します。

2.学生が身につけるべき資質、能力の目標

(1)豊かな国際性と幅広い教養
語学を含むコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、多様な社会・文化についての理解力を兼ね備えた、高い国際的・文化的教養

(2)幅広い専門的知識
海洋に係る幅広い基礎科学、および海底の資源、および再生可能エネルギーの利用と海洋環境の保全に関する専門知識

(3)自ら考え判断できる能力
様々な情報にもとづいて、自ら論理的に考察し、的確な判断を下せる能力

(4)現場で通用する実践力
実験、実習や卒業研究などを通して得た専門知識・能力を総合し、現場における大局化した諸問題について主体的かつ実践的に探究・解決・行動できる能力

3.卒業認定の要件

所定の年限を在学し、学部および学科の教育目的に沿って設定した授業科目を履修して、基準となる単位数を修得した学生に対して卒業を認定し、学士(海洋科学)の学位を授与します。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

1.教育課程編成の方針

海洋に関する基礎的知識と工学の基礎的知識を基盤に、資源・エネルギーの様々な利用に関連する専門的知識と技術を修得させると共に、海洋の利用に関する幅広い利用技術、海洋開発の計画、管理、現場実務の能力を育成します。授業科目は、①総合科目、②基礎科目、③基礎専門科目、④専門科目、⑤資格関連科目、で構成されます。③基礎専門科目では海洋資源環境学部2学科共通の科目を多く設定し、海洋の環境と資源の学修へ導入する基礎科学的知識を共有できるようにしています。④専門科目では、海洋開発学科目群と応用海洋工学科目群を設定し、専門的な科目を体系的に学習します。さらに、一部の科目に英語授業や対話型授業を導入し、国際化への対応や能動的・実践的対応能力を育成します。

2.教育課程実施の方針

  1. 総合科目および基礎科目は、海洋資源環境学部のポリシーに準じています。
  2. 基礎専門科目は、海洋の環境と資源の学修へ導入する基礎科学的知識を修得させるとともに、海洋をめぐる課題設定能力と解決能力の涵養を通じて、海洋の現場における観測や環境調査の能力を育成します。
  3. 専門科目は、海洋開発学、応用海洋工学に関する専門的知識を修得させるとともに、状況を大局的に把握し、諸課題を総合的に理解・判断できる能力が修得されることを目標として、学部共通および学科共通の講義、演習、実験、実習を編成し、組織的かつ体系的な教育を行います。
  4. 全ての科目において、学習成果の評価基準を明示するとともに評価結果の活用を通して学生の自律的学習力を育成します。

アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)

1.入学者受け入れ方針

大気、海洋、海底に関する科学(環境科学の一部も含む)を基礎として、海洋環境を保全しながら資源や再生可能エネルギーを利用するための基礎工学及び海洋開発に関連する実践的な科学・技術を教育・研究します。具体的には、海洋・海底(エネルギー資源を含む)の探査や開発ならびにその環境影響、海洋自然エネルギー利用に関連する大気・海水流動の解析技術、エネルギー変換、海洋・生物生態調査、海上・海中・海底における諸活動を支える計測機器、移動体、構造物に関する運用・制御等の課題に取り組みます。これらの課題に興味があり、ディプロマポリシーにおいて掲げる専門的学識、自ら考え判断する能力、豊かな国際性と幅広い教養、および現場で通用する実践力を卒業時までに修得することができる素養・能力を有する学生を求めています。

2.受け入れる学生に求める素養・能力

【専門的学識を修得するための素養・能力】

(1)自然科学から工学の広範な教育を受けるに必要な素養と基礎学力、とりわけ数学と理科(少なくとも物理、化学または生物のうちの1科目)の基礎学力(※)

数学については、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B
物理については、物理基礎、物理
化学については、化学基礎、化学
生物については、生物基礎、生物

(2)海洋環境も含む海洋資源に関する広範な領域の学修意欲と、新しい課題に取り組む積極性

【自ら考え判断する能力を修得するための素養・能力】

(3)海洋環境も含む海洋資源に関わる様々な問題に取り組むための広い視野と、主体的な思考力

【豊かな国際性と幅広い教養・現場で通用する実践力を修得するための素養・能力】

(4)資源探査や海洋利用などに関わる多様な人々と協働するための意思疎通能力の基礎と、異なる考え方や文化を理解・尊重する姿勢

(5)グローバルに活躍するための基礎的語学力と意欲

3.入学者選抜での評価方法

本学科での教育を受けるうえで必要な素養・能力を判定するために、以下の選抜を行います。

一般選抜(前期日程)では、基礎学力を幅広く身につけている人を選抜するために、大学入学共通テスト(5教科7科目)及び個別学力検査(数学・理科)の総合点で判定します。

一般選抜(後期日程)では、基礎学力とともに、考えを論理的に展開し適切に表現する能力を身につけている人を選抜するために、大学入学共通テスト(3教科4科目)及び個別学力検査(小論文)の総合点で判定します。

総合型選抜、学校推薦型選抜及び私費外国人留学生特別入試では、学科の学問領域に対する関心、学ぶ意欲、学ぶために必要な学力等を重視して入学者を選抜します。

4.選抜方法と素養・能力の評価(◎=大きい比重、○=小さい比重)

○総合型選抜
(1) (2) (3) (4) (5)

小論文

面接

志望理由書

調査書

○学校推薦型選抜
(1) (2) (3) (4) (5)

小論文

面接

志望理由書

調査書

○私費外国人留学生特別入試
(1) (2) (3) (4) (5)

個別学力検査

面接

日本留学試験の成績

志望理由書

成績証明書

○一般選抜(前期日程)
(1) (2) (3) (4) (5)

大学入学共通テスト

個別学力検査

○一般選抜(後期日程)
(1) (2) (3) (4) (5)

大学入学共通テスト

個別学力検査