品川キャンパス海洋資源環境学部
海の環境保全や、海洋資源・エネルギーの利用開発について、現場で活躍するための実習・実験を重視した教育研究を行っています。
村瀬弘人准教授が2024年 IWC/日本共同 北太平洋鯨類目視調査において調査団長を務めました
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村瀬弘人准教授(学術研究院 海洋環境科学部門 鯨類学研究室)が2024年IWC(国際捕鯨委員会)/日本共同 北太平洋鯨類目視調査においてIWCの選任で調査団長を務めました。本調査の通称はIWC-POWER (International Whaling Commission-Pacific Ocean Whale and Ecosystem Research )で、日本政府とIWCが2010年から共同で実施しています。村瀬弘人准教授は調査が開始された2010年より本調査の計画とその実施に携わってきました。
今年はその15回目にあたり、米国の排他的経済水域内である北極海の一部であるチュクチ海南部およびベーリング海東部での調査を第二勇新丸(共同船舶所属)により実施しました。調査期間は2024年8月2日から10月10日までの70日間でした。調査には米国 海洋大気庁 漁業局 アラスカおよび北東漁業科学センターから2名の科学者も参加しました。
調査海域では個体推定に必要となるコククジラやナガスクジラなどの発見情報を収集したほか、個体識別写真の撮影やDNA 分析用のバイオプシー・サンプル(表皮標本)採取などを実施しました。調査結果の詳細は IWC/SC 年次会議などの国際会議で報告されます。
図. 2024 年の調査海域(緑色)とその調査コース(青線)。©一般財団法人日本鯨類研究所
図.尾ビレで水面を叩くザトウクジラ ©一般財団法人日本鯨類研究所
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