国立大学法人 東京海洋大学

品川キャンパス海洋生命科学部

生命科学をはじめとする自然科学から人文・社会科学に至るまで、海洋生物資源の利用、食品の生産・安全・流通、海との共生や水産資源管理など多岐にわたる教育と研究を行っています。

【受賞・表彰】許鉦さん(本学博士後期課程修了生)とレド マーク アンソニー助教、渡辺学教授が、ICCC 2026においてElsevier - IIR Best Conference Paper Awardを受賞しました

海洋生命科学部 企業・研究者の方 在学生の方

2026年4月12日〜14日にトルコ・イスタンブールで開催された、9th IIR Conference on Sustainability and the Cold Chain(ICCC 2026)において、本学博士後期課程の修了生である許鉦さんとレド マーク アンソニー助教、渡辺学教授が、Elsevier - IIR Best Conference Paper Awardを受賞しました。

【受賞者】
許 鉦(大学院海洋科学技術研究科 博士後期課程 応用生命科学専攻 修了生、現在:食品冷凍学研究室 博士研究員)※受賞対象となった研究は博士後期課程3年在籍時の研究成果です(論文投稿時は博士研究員)。
レド マーク アンソニー 助教(学術研究院 食品生産科学部門
渡辺 学 教授(学術研究院 食品生産科学部門

【受賞論文】
Frost Growth: Effect of Average Temperature and Fluctuation Amplitude Considering Food and Frost Porosity

【受賞研究の概要】
 近年、世界中で冷凍食品の需要と消費が拡大しています。一方で、冷凍保存中に起こる食品の乾燥と霜の付着が大きな課題となっています。この現象は、食品の食感や栄養価を損なうだけでなく、コールドチェーン全体における深刻なエネルギーロスの原因にもなります。
 そこで本研究は、食品包装内部の熱物質移動に着目し、食品の乾燥と霜の成長メカニズムを解明することを目的としました。具体的には、数値流体力学(CFD)シミュレーションと実証実験を組み合わせ、食品の微細な孔(多孔質構造)や霜の層を通過する水分の移動をモデル化しました。これにより、食品の水分喪失および霜の発生を高精度に予測することが可能となりました。本研究の成果は、包装設計や冷却システムの最適化により冷凍焼けを抑制する次世代コールドチェーン技術の開発に貢献するものです。

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許さんによる口頭発表(プレゼンテーション)の様子

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研究室メンバーの集合写真:左端が渡辺教授、左から4人目が許さん、右端がレド助教

<関連リンク>
9th IIR Conference on Sustainability and the Cold Chain

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